【初夏が旬の新しょうが】根しょうが・葉しょうがと何が違う?味や栄養に違いはある? 栄養士ライターが解説

【初夏が旬の新しょうが】根しょうが・葉しょうがと何が違う?味や栄養に違いはある? 栄養士ライターが解説

●葉しょうが

新しい根が小指ほどの若いうちに葉付きのまま収穫したもの。みずみずしく、辛みが少ないのが特徴。葉の部分を切り、下ゆでして味噌(みそ)をつけて食べたり、豚肉を巻いて炒めたりしてもおいしい。


▲「芽しょうが」の甘酢漬けとして有名なのが“はじかみ”。

 なお、さらに若いうちに日覆いをして軟白栽培したものを「芽しょうが(筆しょうがの別名も)」と呼び、甘酢漬けの“はじかみ”によく利用されます。


▲繊維がやわらかく、みずみずしい状態で出荷される「新しょうが」。トゲのない白いサボテンのような見た目がどこか愛らしい印象。

●新しょうが

新しい根が白くぷっくりと肥大し、先の方は鮮やかな紅色をしています。収穫してすぐに出荷されるため水分が多めで、おだやかな辛み。根をスライスして天ぷらにしたり、針しょうが(極薄せん切り)にして炊きたてのごはんに混ぜても。アントシアニン色素が含まれていて、甘酢漬けにすると美しいピンク色に発色します。食品成分表では根しょうがよりも、体内の水分調整や細胞の成長やホルモン生成を助ける働きのあるミネラル(カリウム、亜鉛、マンガン)が多め。


▲香りと辛みが薬味として大活躍の「根しょうが」。全体がふっくらしていて重みがあり、スジが等間隔なものを選ぶと◎。

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