あばれる君の初エッセイは笑えて泣ける!自分を変えてくれた家族の存在とは

あばれる君流、子どもたちとの向き合い方

ーエッセイではお子さんが困っているときにポジティブな発想の転換でアドバイスをされているのが印象的でした。お子さんがくじけたときはどのようなアドバイスをしますか?

「落ち込むことはできる、でも自分を立て直すのは自分だよ」と伝えていますね。嫌なことがあっても「一刻も早く切り替えた方が、次に向かえるんだよ、気持ちを切り替えるのは自分でしかできないんだよ」って言っています。

子どもってゲームで負けたときとか、スポーツでエラーしたとき、ずっとシクシクしてへこみますよね。でも失敗してくよくよする時間よりも、気持ちを切り替えて目の前にあることに集中した方がいいんです。それは芸人として活動する中で身につけたことでもあるので、子どもにもできる限り伝えています。

ーエッセイにはご自身の貴重な経験から得たものを受け継いでいきたい、といったエピソードがありましたが、お子さんに何かを伝えるとき、気を付けていることはありますか?

大人が思っているより子どもは話をちゃんと聞いています。だからゆっくり話すことですかね。

うちはお父さんもお母さんも結構厳しかったので、パッと怒るんですけど。大きい声で怒られても耳元でトランペットを鳴らされている感じで、ビクッとはするけれど、何で怒られているのか分からなかったりするんですよね。そうならないように僕はゆっくり伝えるようにしています。

エッセイは妻への感謝を込めた手紙

奥さまの感想はいかがでしたか?

読んでるところを覗き込んだら、涙をちょっと目に浮かべていましたね。ちゃんと響いてくれたのではないかなと。この本はゆかちゃんへの感謝の気持ちを込めた手紙みたいなものですから。

最初、家族をテーマにしたエッセイを書くことは照れくさくて話していなかったのですが、しばらくしてから話して、本になる前に原稿を読んでもらいました。感想はいろいろありましたけど、「出会いの場面の描写は失礼じゃない?そんなこと思ってたの」って(笑)。

夫婦で意見が食い違うときは?

あまり夫婦で意見が食い違うことはないのですが、子どもに対して片方が怒っていたら、片方がフォローに回るっていうのがうちの暗黙のルールですね。

僕が子どもを怒るのを奥さんが見ていて「そんな言い方しないでよ」って言われることはあります。福島弁で「なにやってんだっぺオメェよぉ」と言うと、「なにその聞き方」とか言われるんですよね、同郷のくせに(笑)。

やっぱりね、2人がかりで怒られたら、子どもからするとその迫力は計り知れないですから、どっちかがカバーに回った方がいいかなと思います。

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