6月12日は「恋人の日」。この記念日にちなんでSNSでは、さまざまな企業やブランドなどの公式アカウントがハッシュタグ「#恋人の日」を付けた“面白投稿”をアップしています。
「恋人の日」の由来は?
縁結びの神さま・聖アントニオにちなんだブラジル・サンパウロ地方のイベント「恋人の日」は、家族や友人、恋人同士の縁を深めるためにフォトフレームに写真を入れてを贈り合う習慣があります。
この風習を日本へ普及させてフォトフレームをPRしようと、1988(昭和63)年に全国額縁組合連合会が制定したのが本邦における「恋人の日」の始まりです。
バレンタインデーなどのイベントに比べて認知度は低いものの、“恋人”というロマンチックな記念日にSNSも反応。イラストレーターが恋人同士の絵を描いてアップしたり、推し活中のユーザーが推しグッズを並べた写真をアップしたりと、思い思いの記念日を楽しんでいるもようです。
そして、こうしたイベントごとに敏感な各企業などの公式アカウントからも、しゃれっ気の利いた投稿が相次いでいます。
ロッテ、スシロー、まりもっこりなど…各企業の“面白投稿”とは?
各企業の“面白投稿”を紹介!
製菓メーカー・ロッテの「ガーナチョコレート公式」は、「ロッテといえば『お口の恋人』ですが…」と切り出した上で、過去のエイプリルフールに併せて作ったという“お鼻の恋人”(ガーナのパッケージを模したティッシュペーパー)や“お目々の恋人”(ガーナのロゴがデザインされた目薬)などのパロディーグッズの画像を投稿。
「来年(のエイプリルフール)の良いアイデアがあれば教えてください笑」と呼び掛け、SNSユーザーとのやり取りを楽しんでいます。
回転寿司チェーンの「スシロー」は、「スシローのこと…すき?」とシンプルに投稿。「すき?」はアスキーアート風の大文字、ピンク色にきらめく空を背景にしたスシロー店舗の画像も添付してあり、さっそくスシロー好きからの“いいね”を4ケタ集めています。
京都の肌ケアブランド「よーじや公式」は、おなじみのキャラクター“よじこ”さんの手作りぬいぐるみの写真とともに、「本日は #恋人の日 ですが よじこには、パートナーがまだおりません…」と告白。「よじこにバラを渡したいという方はいらっしゃいますか?」と問い掛けています。
バラを渡すというのは、近日配信予定の恋愛リアリティー番組「バチェロレッテ」を想起させる、タイムリーなネタです。
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そのほか、しょうゆ製品などで知られる企業のアカウント「キッコーマンです。」は、おなじみのしょうゆをミニチュアサイズに再現したペンダントの画像を披露。「こんなキッコーマンらしいプレゼントはいかがですか?」とアピールしています。
2005(平成17)年に誕生して一世を風靡(ふうび)した北海道のご当地キャラ「まりもっこり」は、「コイビト…来い人?…お待ちしておりますw」と“恋人募集”とも“観光客募集”とも取れるつぶやきをアップ。
また、接着剤メーカーの「セメダイン」は、「2つの液体で硬化する、ピンク色で恋人っぽいエポキシ系接着剤を置いておきますね(ハート)」と、専門性の高そうな商品の画像をアップ。リプライ欄では「2人の絆はカッチリ硬く!」と接着剤の強力性をアピールしています。
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記念日に併せた企業の公式アカウントによる“面白投稿”は、今やSNSにおける風物詩の一つ。6月12日「恋人の日」以降も、全国の梅雨入りや7月7日の「七夕」など、今後もユニークな投稿が見られるチャンスが目白押しです。
(LASISA編集部)
配信: LASISA
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