「岩手 花巻温泉郷 鉛温泉 藤三旅館」の浴場「白糸の湯」に、縁戚にあたる宮沢賢治をテーマにした「なめとこ山のサウナ」がオープンした。
開湯600年の歴史ある鉛温泉
藤三旅館は、『千と千尋の神隠し』に登場する湯屋のような木造3階建て・総けやきづくりの歴史の風格を感じる建物が特徴の旅館。
鉛温泉は開湯600年の歴史があり、大衆の浴場とするべく1786年に温泉旅館として開業した。日本一深い自噴天然岩風呂「白猿の湯」をはじめ4つの浴場を楽しむことができる。
鉛温泉は、わずか1%しか存在しないといわれる「完全源泉かけ流しの温泉」で、名湯として「温泉遺産」「新日本百名湯」「日本百名湯」に選定されている。
また、宮沢賢治が執筆した童話『なめとこ山の熊』の中にも、「腹の痛いのにも利けば傷も治る。鉛の湯・・・・・」とうたわれている。宮沢賢治が愛した宿といわれている宿は他にもあるが、作品に登場する宿は同館が唯一となる。
宮沢賢治の世界を体現するサウナ室がオープン
そんな藤三旅館に、宮沢賢治の世界を体現するサウナ室がオープン。サウナ室内には、花巻が誇る童話作家・宮沢賢治の作品『なめとこ山の熊』や、宮沢賢治のシルエットをイメージしたデザインが施されている。
「なめとこ山のサウナ」では、湿度を高めることで強力な発汗効果をもたらすセルフロウリュを提供。サウナストーブには、銀河鉄道をイメージしたSLが施されており、その煙突から立ち上る蒸気が大空を駆け巡る銀河鉄道を彷彿とさせる。身体と心で感じる、至福のセルフロウリュを体験してみて。
同館名物、日本一深い自噴岩風呂「白猿の湯」の平均深度と同様の1.25mの立って入る水風呂では、適度な水圧が全身を包み込み、心地よく身体を冷やしてくれる。
外気浴スペースの目の前に広がるのは、清流「豊沢川」と雄大な「白糸の滝」、そして連なる山々の壮大な景色。この自然の美を感じながら、心身をリラックスさせることができる。夜には、素晴らしい星空が広がる。四季折々の自然の変化を感じながら、外気浴での至福の「整い体験」を楽しんで。
配信: STRAIGHT PRESS