殺伐としたSNSに現れた「ラブラブ夫婦」たち
インターネットで「夫」と検索すると、関連ワードとして表示されるのは「きらい」「ストレス」「生理的に無理」。匿名サイト「旦那デスノート」が注目を集め、SNSには夫への不満を書き連ねるアカウントが無数に……。ネット上では殺ばつとした面ばかりが目にとまる現代の夫婦関係ですが、2024年6月13日(木)、X(旧ツイッター)では「#みんなの旦那さんの好きなとこ晒してこ」というハッシュタグがトレンド入りしました。
さかのぼると同月10日、既婚女性ユーザーが「タグ勝手に作った! みんなのろけてこ!!」と投稿。この最初のつぶやきは“いいね”17件と小規模なインパクトにとどまっているものの、その後さまざまなアカウントがタグを転用し、13日(木)16時現在、投稿数は6000件超にまで増加しました。
ペアルックを着た夫婦のイメージ
妻たちの投稿に「尊い」「愛があふれてる」
世の中の“妻”たちが、自身の夫の好きなところを、画像やイラストを交えながら次々とアップしています。
例えば、
出勤する妻をお見送りしているのか「毎朝ベランダから手を振ってくれる」夫。
レストラン並みの手料理を振る舞う夫。
自宅での作業中、飼い猫に椅子を奪われるも猫に席を譲り、立て膝のままパソコンに向かう夫。
亡くなったペットそっくりのぬいぐるみを手作りしてくれた夫。
何でも「ありがとう」と言ってくれる夫。
ホットケーキがきれいに焼ける夫。
ケンカではなく相撲を取ることで決着を付けようとしてくれる夫……。
他で聞かないような特技を持つ夫から、何気ない行動に妻への愛情があふれている夫まで。世間には実に魅力的な男性と、その男性の良さを見いだし愛し続ける妻がいることが垣間見えます。
これらの投稿を見たXユーザーたちからは、「このタグ(の投稿)尊いすぎる」「愛があふれてる……」「旦那デスノートじゃなくこっち流行ってほしい」など、共感する声が多数寄せられています。
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また、「ネットはいつも悪口ばかりだけど幸せに暮らしてる人もたくさんいるんだね」というしみじみとしたつぶやきや、「結婚って楽しいことと前向きに思わせてもらえた」と感謝の言葉を書き込むユーザーも。
こうしたタグがたびたび注目され拡散されれば、若い世代の結婚に対するネガティブなイメージも多少払しょくされるのかもしれません。そして、投稿を読むことで“仲良し夫婦”の秘訣が見えてくるようにも思われます。
(LASISA編集部)
配信: LASISA
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