子どもが急に寝なくなる「睡眠退行」とは?3つの対処法を専門家が解説

子どもが寝ている間は大人にとって貴重な時間ですよね。それが急に寝なくなったり、夜泣きをしたら…しんどいと感じる人も少なくないと思います。そこで検索するとヒットする「睡眠退行」という言葉。睡眠が退行するってどういうこと?専門家が解説します。

「睡眠退行」とは

「子ども 急に寝なくなる」「赤ちゃん 寝なくなった」などと検索すると、「睡眠退行」という言葉にあたることがあります。これは医学用語ではなく、急に寝なくなってまるで退行したように感じる時期のことを指す言葉です。子どもの成長が退行しているということではありません。

「睡眠退行」とは、主に赤ちゃんの急成長に伴って睡眠が乱れる時期を指します。生後4カ月・6カ月・8カ月・11カ月・18カ月ごろを指して使われることが多いです(月齢は目安で、決まりはありません)。急に寝つきが悪くなったり、夜泣きをしたり、昼寝が不安定になるなど、睡眠が乱れてしまいやすくなります。

「睡眠退行」の要因

睡眠“退行”と、まるで退行したかのように寝なくなる現象が起こるのは、実はその言葉の反対で“成長”によるものです。言葉がややこしいですね。

成長によって感覚が発達したり、身体が習得した動作(寝返り、おすわり、たっちなど)が増えたりすることによって、脳に入ってくる情報が多くなって乱れが生じます。

こういった現象は誰にでも必ず起こるというわけではありません。原因と思われるものが何もないのに、急に睡眠トラブルが起こるようになった時は、「睡眠退行」という言葉を思い出して考えてみてもよいでしょう。

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