静岡県藤枝市では、「ふじえだ陶芸村構想」事業の一環として、瀬戸谷地域に滞在しながら制作活動(アーティスト・イン・レジデンス)を行っている芸術家・大矢りかさんの作品完成披露および関連イベントを開催する。
藤枝市は、アーティストと地域の協働により中山間地域に賑わいを創出するとしている。
地域の素材を活用した作品を公開制作
大矢りかさんは、静岡県伊東市在住の現代美術家。現在、藤枝市にある「市之瀬交流ヴィレッジおかえり」を拠点に、アーティスト・イン・レジデンスプログラムを実施している。
大矢さんは、市之瀬地区への来訪後に、「市之瀬盛り上げ隊」を中心とする地域住民協力のもと、制作場所の選定や素材集めを開始。「地域内で集められたもの」だけを活用した「この場所に存在するため」の屋外作品を、5月13日(月)~6月23日(日)の期間で公開制作している。
地域イベントと連携して完成披露&アーティストトーク
大矢さんがこのたび制作している屋外作品『光に還る。』の作品完成披露とアーティストトークが、6月23日(日)に開催される、「市之瀬盛り上げ隊」主催のイベント「おかえりな祭(さい)市之瀬へ」と連携して実施される。
作品完成披露は、当日の午前10時に市之瀬地区製材所跡地で実施。午後1時30分~3時には、大矢さんが取り組む「サイトスペシフィックアート」の世界を紹介するアーティストトークを「市之瀬交流ヴィレッジおかえり」で実施する。
なお、「おかえりな祭(さい)市之瀬へ」は、「市之瀬交流ヴィレッジおかえり」のほか市之瀬地域全域で展開され、ウォークラリー、縁側カフェ、ワークショップなども企画されている。
配信: STRAIGHT PRESS