猫がオドオド『臆病』な性格になる3つの原因 繊細な猫に起きがちなトラブルも解説

猫がオドオド『臆病』な性格になる3つの原因 繊細な猫に起きがちなトラブルも解説

猫の中には、少しの刺激で驚いてしまう「臆病」な性格の子がいます。そこで今回は、猫がすぐにオドオドしてしまうような「臆病」な性格になる原因や、繊細さんによくあるトラブルを紹介します。

1.先天的な気質

猫が臆病になる原因のひとつとして、先天的なものが挙げられます。人間でも、親の性格を子が引き継ぐ、ということがありますよね。一説によると、猫の場合は父が臆病だと子猫も臆病になりやすいそうです。

また、もともと怖がりな気質になりやすい猫種というものもあります。その代表的なのは、色素が薄い毛色の猫種です。これは、毛色の遺伝子が神経伝達物質の生成とつながりがあるためで、白猫は騒音を怖がりやすいというデータも実際にあります。

しかし、これらはあくまで先天的な気質であるため、大人になるにつれて変化していく場合もあります。飼い主・同居ペットとの関わりや環境が影響して、臆病な性格が治るケースもあるのです。

2.母猫との関係

一方、後天的な要因で臆病な性格になってしまうこともあります。

その代表的なものが、「社会化期における母猫の不在」です。生後2~7週間は社会化期と呼ばれ、母猫とともにあらゆる経験を重ねていく時期。この時期に母猫と暮らせないと、未知のものへの恐怖心が大きくなってしまうのです。

そのため、子猫のうちに捨てられて保護された子猫は臆病な性格であることが多いです。本来であれば、母猫の真似をしてさまざまな経験を積んでいたはずだったのですから仕方がありません。

しかし、社会化期に母猫と暮らせなかった猫でも、あとから経験を積むことで恐怖心を克服できます。生活音や人間が猫に害を与えるものではないことを少しずつ教えていけば、過剰な防衛本能も和らいでいくはずです。

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