職場で《舐められない》けど《嫌われる人》3選…まわりが“腫れ物”扱いしているケースとは

職場で《舐められない》けど《嫌われる人》3選…まわりが“腫れ物”扱いしているケースとは

舐められないけど嫌われる行動(2)

 自分のミスを認めない人は同時に、人の失敗や成績不振には厳しく接したり歯に衣着せぬ言葉で批評したりする傾向があります。これら二つの特徴に共通しているのは「相手の感情を想像できていない」ことです。

「もっと早く発注を掛けていれば売り上げ目標をクリアーできたんじゃないの?」
「新商品の売れ行きが伸びなかったのは、Aさんが作ったキャッチコピーが客層とズレていたからでは?」

 すでに終わったこと、今さら取り返しの付かないことについて、結果だけ見てあれこれと言われるのを気持ちよく受け止められる人は多くはありません。また、今回の反省を次に生かすにしても、前向きな言葉で表現された方が前向きな気持ちになれる人がほとんどでしょう。

 言葉が強く、どこかケンカ腰なしゃべり方・言葉遣いの人は、周囲に「怒らせたら面倒くさそうだ」と思わせるため、なめた態度を取られることは回避できるでしょうが、併せて近寄りたくない印象を植え付けてしまう恐れがあります。

 同僚と良好な関係を築き、円滑に業務を進めるためにも、強い言葉で相手を傷付けていないか省みる必要があります。

舐められないけど嫌われる行動(3)

 会社員の大多数にとっての大命題は、少しでも多くの売り上げを立てて企業に利益をもたらすこと。企業への貢献度が社内における自身の待遇や査定・評価にも直結します。

 売り上げアップのために積み重ねた自身の努力が結実したのなら、胸を張りたくなるのは当然です。しかし、周囲を全くねぎらうことなく自身の成果ばかりをことさらに強調したり自慢したりする行動は、同僚からの共感や尊敬は得られにくいでしょう。

 企業の規模にかかわらず、同僚たちの頑張りもあったからこそ部署としての目標を達成できたというケースがほとんどです。自分自身の業務にしか目が向いていないと思われてしまえば、周囲からの信頼を獲得するのは難しく、管理職などへの昇格からも遠のいてしまう恐れがあります。

 チームプレーが求められているのか、スタンドプレーも受け入れられているのか。それぞれの企業・職場の風土によって異なるため一概には言えませんが、いずれにしても人間関係を良好にしておくことは気持ちよく働く環境作りにもつながり、決して損はないはずです。

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