水害時の長靴は危険?
雨天時の足元と言えば長靴が定番ですが、水害時にはNGと言われています。長靴は履き口が広く、水が中に入ると重くなって脱げてしまいやすいからです。実際にわが家で実験してみました。
8歳の娘に長靴を履いてもらって、長靴と同じくらいの高さまで水を張った風呂桶で足踏みしてもらいました。しばらくは問題なさそうでしたが、だんだん水が長靴の中に入っていくと、かかとが抜けて歩きにくくなってきました。歩くのにもかなり靴が重くなって大変です。水が入ると靴が重くなり、体力が奪われるのも心配です。
水の中にガラスの破片などが混じっていたら、長靴の中に入って怪我をする危険もあります。
では、長靴の高さまで水がなかったらどうでしょう?
先ほどより水かさを半分ほどにして歩いてみたら、全く問題なく歩くことができました。
長靴の中に水が入る水かさになったら移動しない、もしくは水かさが高くなる前に移動するほうが安全かもしれません。
確かに水かさが大きい場合は長靴ではない方が良さそうですが、それほどでもない場合は、長靴でも問題ない場面は多いと思います。防水ではない靴では足が濡れ、体温が奪われて不快な思いをするため、長靴で移動した方が良いという判断もできます。
配信: 防災ニッポン