民間救急に認定
月の輪自動車教習所は、6月4日(火)に、民間救急として大津市消防局から認定を受けた。
民間救急(患者等搬送事業)は民間企業などによって運営されており、一般的に、緊急性の低い患者や計画的な搬送が必要な患者を対象にしている。
本来の消防救急の役割を支えることが目的だが、救急車とは違い、緊急走行は行うことはできない。主に施設からの通院や、病院間の転院などに利用される。また、冠婚葬祭や旅行などの移動・移乗が困難といった場合に利用することも可能だ。
運転手は介護職員初任者研修の資格を取得
月の輪自動車教習所では、福祉タクシーのサービスを開始するにあたり、教習所で培った運転技術や安全管理のノウハウを活かし、安全で快適な移動サービスを提供することができると考えた。
従事する全てのスタッフは教習所で訓練されたプロの運転手で、最高水準の運転技術を提供することが可能。実際に6月時点で、担当運転手の約9割が現役教習指導員だ。
運転手は車椅子の介助や安全な移動のために、介護職員初任者研修の資格を取得しており、利用者のニーズに合わせた丁寧なサービスを提供する。
安全運転を行うだけなく、利用者の気持ちを汲み取れる運転手が担当することで、安心して利用することができる。また、車両は利用者の車椅子を専用のスロープやリフトを使用して、スムーズに乗降できるよう配慮している。
配信: STRAIGHT PRESS