非常事態に備えて持ち出し袋の確認を
記録的短時間大雨情報が発表されたときに迅速な避難行動が取れるように、持ち出し袋の確認をしておきましょう。持ち出し袋は、災害発生時や避難で自宅を離れる際に、救援物資がなくても過ごせるように準備するものです。
土砂災害や浸水、洪水によってインフラが寸断されると救援物資が届かなくなるため、必要最低限の食料品や日用品をリュックに入れ、すぐに持ち出せるようにしましょう。
また、持ち出し袋は素早く安全に移動できることが前提です。背負って走れる重さ(5kg程度)にとどめることも大切です。
持ち出し袋には以下のようなものを入れておくとよいでしょう。
・水
・食料(缶詰、アルファ米、レトルト商品、乾パン等)
・非常用トイレ
・懐中電灯
・軍手
・レインウェア
・ホイッスル
・モバイルバッテリー
・ゴミ袋
・マスク
・救急用品
そのほか、常備薬など家庭の事情に合わせて必要なものがあれば持ち出し袋に入れておきます。例えば、ペットを飼っている場合はペットフード、乳幼児がいる場合は液体ミルクやおむつなども必要です。
土砂災害・洪水・浸水に要警戒
記録的短時間大雨情報が発表されたときには土砂災害・洪水・浸水への警戒が必要です。
土砂災害の場合だと「土砂災害警戒情報」の発表にも注意しましょう。土砂災害警戒情報は大雨警報(土砂災害)の発表後に、命に危険を及ぼすような土砂災害がいつ発生してもおかしくない状況のときに発表される情報で、警戒レベル4に相当します。
記録的短時間大雨情報が発表されると、土砂災害警戒情報が発表される可能性、もしくはすでに発表されている可能性もあります。
土砂災害については以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
https://www.bosai.yomiuri.co.jp/article/13046
また、記録的短時間大雨情報が発表されたら洪水や浸水災害の可能性があるため、キキクルや指定河川洪水予報などをこまめにチェックしましょう。キキクルで紫色のエリアが出現した場合や、指定河川洪水予報で「〇〇川氾濫危険情報」という情報が発表された場合は警戒レベル4に相当します。
洪水や浸水などの水害については以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
https://www.bosai.yomiuri.co.jp/article/11304
配信: 防災ニッポン