収納術6. 冷蔵室の目線より下には空きスペースを作る
「冷蔵室の下段は、調理中のボウルや鍋などを入れるスペースを確保しておきましょう。余った料理から急ないただきものまで、臨機応変に収納できます。
スペースがないと食材の整理中に冷蔵庫が開けっぱなしになりますが、サッとしまえれば時短になり、節電につながりますよ」
収納術7. 野菜室の葉野菜は突っ張り棒で縦収納する
「野菜室に葉野菜を収納するときは、“突っ張り棒” を活用して縦収納するとグッド。野菜は育った環境に近いほうがストレスがかからず、鮮度をキープできます。
紙袋を活用するのもよいですが、突っ張り棒ならゆったり立てかけることができ、葉がつぶれにくいというメリットもありますよ」
冷凍貯金もおすすめ!
「『冷凍貯金』とは、食材やおかずを冷凍ストックしておく習慣のこと。“冷蔵室の収納は7割以下、冷凍室は8割以上” のポイントを押さえるためにも、冷蔵室でかさばる食材は冷凍しておくのがおすすめです。
冷凍すれば冷蔵より長期間保存できるので、食品ロスが減るメリットもありますよ」
かさばる野菜は下ごしらえ後に冷凍してすっきり収納
「キャベツのようなかさばる野菜は、カットして冷凍しておくと省スペースで保存できます。下ごしらえ後に冷凍すれば、調理時間の短縮にもつながりますよ」 保存方法
【トマトの冷凍保存方法】
・まるごと冷凍……トマトのヘタを取ってから冷凍用保存袋に入れ、なるべく空気を抜いて保存する
・切って冷凍……ヘタをとって適当な大きさに切り、使いやすい分量ずつラップで包む。冷凍用保存袋に入れ、なるべく空気を抜いて保存する
【ブロッコリーの冷凍保存方法】
小房に分けてから熱湯で30秒ゆでてざるにあげる。あおぐか流水で素早く冷まし、水けをしっかりとふき取る。使いやすい分量ずつラップで包み、冷凍用保存袋に入れ、なるべく空気を抜いて保存する
【キャベツの冷凍保存方法】
・生のまま冷凍…… 使いやすい大きさにカットして冷凍用保存袋に入れ、なるべく空気を抜いて保存する
・ゆでてから冷凍……使いやすい大きさにカットして熱湯で10秒ほどゆでる。冷水で色どめをしてから水けをよくふき取り、使いやすい分量ずつラップで包む。冷凍用保存袋に入れ、なるべく空気を抜いて保存する
肉や魚は小分け冷凍してすっきり収納
「買ってきた肉や魚をトレーのまま冷凍すると、ムダなスペースが発生します。また凍るのに時間がかかり解凍時にドリップが出やすくなるので、必ずトレーから出して冷凍するのがポイントです」 保存方法
【そのまま冷凍する】
1回に使う分を小分けにしてラップで包み冷凍用保存袋に入れ、なるべく空気を抜いて保存する
※冷凍室に急速冷凍機能がない場合は、熱伝導のよいアルミトレーの上に食品を置き冷凍室に入れるのがおすすめです
【下味冷凍する】
食材に下味をつけ冷凍用保存袋に入れ、なるべく空気を抜いて保存する
※下味冷凍すると、そのまま冷凍するより肉や魚のおいしさが長持ちします。使いたい日の朝に冷蔵室に移しておけば夕方には解凍されているので、煮たり焼いたりするだけで時短でメインおかずが完成!
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冷蔵庫の電気代を節約して使いやすさもアップしよう!
島本先生が教えてくれた冷蔵庫の収納術は、節約できるだけでなく「使いやすさがアップする」というのが大きな魅力。うっかり賞味期限切れになってしまったり、使わないまま傷んでしまったりする失敗が減らせるので、フードロス対策にもなりますよ。ちょっとした配置の変更など、できることから取り入れてみてくださいね。
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配信: macaroni