本作は、著者・野花このんさんが実体験をもとに描いた作品です。当時、大学4年生だったこのんさんは試験勉強に専念するため、彼氏のミヤさんと距離を置いていました。その後、成績が上がって時間に余裕ができたこのんさんは、久しぶりにミヤさんと会うことに。しかし、彼にメッセージを送っても一向に既読がつきません。実はそのとき、ミヤさんはある女性をひとり暮らし中の自宅に泊めていて……!?
突然のプレゼント
このんさんがメッセージを送ったとき、職場の同僚たちと飲み会をしていたミヤさん。飲み会がお開きになったあと、同僚女性の春田さんがミヤさんに「同じ方向だし一緒に歩いて帰ろうよ」と言い出します。ミヤさんは「さすがに女性をひとりで帰らせるわけにはいかない」と、彼女のお誘いを承諾。その後、2人はいい雰囲気になり、ミヤさんは春田さんを自宅に泊めることに。翌日、ミヤさんが目を覚ますと、隣には生まれたままの姿の春田さんがいて……。
春田さんと共に朝を迎えた日の夜、ミヤさんはこのんさんに「連絡を返すのが遅くなってごめん。会社にスマホを置き忘れた」と言い訳をします。もちろん、このんさんは彼の言い分を疑うことなく、その翌日にミヤさんと会う約束を取り付けたのでした。
翌日、ミヤさんと久々に会えてご機嫌なこのんさんに対し、ミヤさんは明らかに動揺した様子を見せます。このんさんが「どうしたの?」と尋ねると、ミヤさんはふいに車の後部座席から花束を取り出し、このんさんに渡します。ミヤさんはあまり普段は贈り物をしないらしく、このんさんは「えっ……突然どうしたの!?」とびっくりしたそうです。
よく「浮気をしたあとの男性は後ろめたさから女性にやさしくなる」と言いますよね。このときのミヤさんも「彼女を裏切ってしまった」という自覚が明確にあるからこそ、罪悪感を埋めるためにプレゼントを用意したのかもしれませんね。
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著者:マンガ家・イラストレーター 野花このん
配信: ベビーカレンダー(パパママ)
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