意外とあるのかも…クレームが生み出した悲劇
【@noumin_Tさんのツイート】
『昔、うちの会社の前にコンビニあったんだけど
近隣民「社員が大勢いて我々の買い物の邪魔!使用禁止にしろ!」
会社「わかりました、社員はコンビニ利用禁止」
コンビニ「経営悪化したので閉店します」
近隣民「コンビニなくて困る」
というギャグみたいな流れで消えてしまった。』
コンビニの経営を支えていたのは、毎日利用していた会社員たちだったのでしょう。しかし、その会社員を近隣住民が利用禁止にしてしまったため、コンビニは経営難になり閉店。そして誰も得をしない結果に。
このマンガのネタのような展開、ほかにも実際に経験した人もいるようで、同じくツイートしています。
【@schwartzkatzeさんのツイート】
『どこぞの市役所で、
市民「公務員が近隣の食堂で昼休みに悠長にランチを食べているのはけしからん!」
市役所「わかりました。昼休み短くします。」
結果、周辺の食堂・レストランが全部潰れて商店街閑古鳥。
なんてこともありました。
ノイジーマイノリティは、その他多くを不幸にしますな。』
ノイジーマイノリティとは、日本語に訳すと「声高な少数派」。クレーマーと同等の意味合いを持ち、おもに批判的な意味で使われることが多いそう。
よくよく考えたら、コンビニで利用していた会社員も、昼休みに食堂やレストランでランチを食べていた公務員も、何も悪くありません。もちろん、正当な理由でのクレームや問い合わせはするべきこと。しかし、「自分たちが気に食わない」、「不利益をこうむるから」という理由のみでクレームをつけてしまうと、かえって自分たちや周りの人が困る方向に向かってしまうことがわかるツイートでした。
もし、同じようなことでイライラしている人が居たら、一度このツイートを思い出してみて。もしかしたら、あなたがイライラする原因によって、店や店舗が成り立っているのかもしれません。そう思うと我慢できる気がしてきませんか?
(文・山本健太郎/考務店)