整形女子のリアル言い分「他人には分からなくても…」 目的は“モテ”や“優越感”じゃない!

整形女子のリアル言い分「他人には分からなくても…」 目的は“モテ”や“優越感”じゃない!

国内外で加速する「整形のカジュアル化」

 美容整形をする人が増えています。2023年に国際美容外科学会(ISAPS)が発表したレポートによると、新型コロナウイルスの影響で手術数が減っていた2020年に比べ、2021年に世界の美容整形手術が19.3%と大幅に増加しました。

 もちろん、日本も例外ではないようです。「東京イセアクリニック」が2024年3月に行った調査によれば、2021年、美容整形肯定派は9割で、この数字は2年前の2019年に比べ1.4倍増となっています。

 美容整形の増加は、インスタグラムやTikTokなどSNSの影響が大きいと言われています。「整形 = バレたくない/触れちゃいけない」といったかつてのイメージとは異なり、最近では、SNSで整形を公表する人が増えているもよう。

 中には「今から二重手術に行ってきま~す!」と自撮り動画を投稿したり、ダウンタイム中の経過を載せたりする人も。それらの投稿に多数の“いいね”が寄せられバズる今、美容整形のハードルは決して高いものではなくなっているようです。

 さらに注目すべきは、整形の低年齢化も進んでいること。美容クリニックのSNSでは手術(施術)のビフォーアフター動画に中学生が登場することもあるほか、電車内の広告に制服を着た女子生徒が起用され、物議を醸した例もあります。

 このように広がりを見せる美容整形は、より身近なもの、カジュアルなものとして現代に浸透しつつあると言えそうです。

整形のカジュアル化……なぜ整形をするのか?

 整形の“カジュアル化”により、さして抵抗なく施術に踏み切る人が増加しているとみられる昨今、では、彼女たちはどのような理由で整形の道を選んでいるのでしょうか。

「コンプレックスを解消したい」「魅力的になって異性にモテたい」「自己肯定感を上げたい」「自己満足」「理想に近付きたい」「メイクをもっと楽しみたい」……、美容整形をする理由はさまざまです。

 著者の周りにも、二重まぶた埋没法という二重のラインを作る施術を受けた友人がいますが、理由は「何年もアイプチを続けてきて、まぶたがかゆいし、毎朝面倒くさいから」というものでした。

 施術後は「化粧がすごく楽」と喜んでいましたが、少なくとも彼女に限っては施術後「自己肯定感が上がった」「モテ出した」といった極端な変化はないようでした。


美容施術のイメージ

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