お祝い事やイベントなど、特別な場面で食べる機会が多い『ステーキ』。
焼く時の火加減が意外に難しく、料理に慣れた人であっても上手に焼けないこともあるでしょう。ステーキ用のいい肉を買ってきた場合、なおのこと失敗できません。
『ウチコト 東京ガスのくらし情報メディア(uchicoto_tokyogas)』のInstagramで紹介されている、失敗しないステーキの焼き方を実際に試してみました。
ステーキを焼く時のコツ
ステーキ用の肉を焼く際は、肉にストレスを与えないことがポイントです。ストレスを与えず焼くと、柔らかくふっくらに仕上がります。
ストレスを与えない焼き方のポイントは以下の3つです。
1.焼く前に肉を常温に戻す
冷蔵庫から出してすぐの冷たい状態で焼くと、表面のみ焼けてしまい中まで火が通りません。
2.フライパンを予熱しない
予熱してから肉を入れると表面だけが急激に熱されるため、肉にストレスを与えてしまいます。肉をフライパンに入れてから火をつければ少しずつ火が通るので、肉にストレスがかかりません。
3.肉を小まめに返す
小まめに肉を返すことで、火が均一に入りやすくなります。おすすめは『15秒返し』。15秒焼いては裏返す…を繰り返して焼き上げます。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
『15秒返し』にチャレンジ
肉にストレスをかけない『15秒返し』と、一般的な焼き方の『90秒返し』の両方を比較しました。
15秒返し
予熱していないフライパンに肉を入れます。
肉を入れたら火をつけ、15秒後に返します。この段階では、まだ焼き色が付いていません。
30秒後に返した肉には、うっすらと焼き色が付いています。
焼き始めてから1分経つと、だいぶ焼き色がはっきりしてきました。
3分すぎる頃には肉に焦げ目が付き、少しずつ肉に火が入ってきているのが分かります。
小まめに肉を返して、5分30秒ほどで焼き上がりです。
おいしそうなミディアムレアに仕上がりました。
90秒返し
予熱していないフライパンに肉を入れます。
火をつけて1分30秒経ったら、肉を返します。
3分経つと焦げ目がしっかりと付き、15秒返しよりも火が入っているのが分かります。
90秒ごとに肉を返していき、6分40秒で焼き上がりです。
できあがったステーキを切ってみると、あちこちに焼きムラがありました。家で食べるとはいえ少し気になる仕上がりです。
ステーキの焼き加減は好みが分かれますが、ストレスを与えない焼き方をすれば、柔らかいミディアムレアが楽しめます。
『15秒返し』で焼いたステーキで、家族や友人など大切な人と楽しいひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]
配信: grape [グレイプ]
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