アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
ここのところ、母・あーちゃんは「いつもと違うこと」にまったく対応できなくなっています。骨密度の検査を受けるために、週に2回通院が必要なことを説明しても、説明するたびに驚くだけで理解はできていない様子。念のため、前日の確認メールは朝と晩の2回送りましたが返信はなく……。読んでいないだけなのか、検査を忘れてしまったのか……!? ワフウフさんは、困惑してしまいます。
もしかして…!?
検査の確認メールに返事がこなかったので、当日の朝あーちゃんに電話をしたワフウフさん。検査自体は覚えていたようでひと安心ですが、なぜいつもと違う曜日なのに病院にいるのかが理解できておらず、検査を終えて戻って来たら「今日、検査するなんて聞いていた?」と衝撃発言……。ちゃんと病院に来ただけヨシとするか、何度でも説明して少しでも理解してもらうべきか……悩むところです。
骨密度の検査中、ずっと「眠い」を繰り返していたあーちゃん。
いつもと違う行動をすると「疲れた、眠い」と言うことが多くなってきました。
検査中、あーちゃんはある話をしていました。
※たんたん:ワフウフさん姉妹の父、あーちゃんの夫
お財布を確認していた父から、こんなことを言われたそう。
あーちゃんにとっては、あくまでも「疑われて失礼」という話ですが……。
お金への執着となると、どうしても認知症に結び付いてしまう私……。
先日、骨密度の検査に付き添った際、しきりに「眠い」と言っていたあーちゃん。いつもと違う行動パターンを取ると「眠い、疲れた」と言うことが多く、ただ単に体力が落ちているからだと思っていましたが、もしかすると普段からうとうと寝ているのかもしれません。いわゆる傾眠傾向(高齢者に多い意識障害の1つ)なのだとすれば、よくない傾向です。
そしてこの日、あーちゃんは気になる発言をしていました。それは、父が財布の中身を確認した後、「僕のお金、知らない?」とあーちゃんに聞いてきたというもの。あーちゃんは、自分が疑われたことを「失礼よね」と怒っていましたが、私が気になったのは「父も認知症じゃないだろうか……」ということ。
万が一、父が認知症だったとしても、面倒は絶対に見ない! でも、そうは言っても私たち姉妹が面倒を見なければ、その負担はあーちゃんにかかってくるわけで……。そう考えると、複雑です。
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幼いころから、あーちゃんがバリバリ働く姿を見てきたワフウフさんにとって、ボーッとしながら眠気に耐える姿はショックかもしれませんね。通院のない日はどんなふうに過ごしているのか、離れて暮らすワフウフさんにとっては心配ですよね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者/ワフウフ
昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。
2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。
配信: 介護カレンダー
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