災害時の暑さ対策
ここでは災害時の暑さ対策について紹介します。
エアコンのある場所への避難を検討する
災害時には、近くの公園などが一時避難所に指定されていることがありますが、暑さ対策として夏は早めにエアコンのある場所への避難を検討しましょう。災害時に避難所として開放される公共施設などを確認しておき、いざというときの集合場所を家族と共有してください。
風通しのよい日陰で過ごす
エアコンのある部屋で過ごすことが難しい場合は、直射日光の当たらない風通しのよい場所で過ごすようにしましょう。扇風機やサーキュレーター、ハンディファン、うちわや扇子などの風を利用することによっても、体感温度を下げることができます。
濡らしたタオルやミストで体を湿らせてから、扇風機などの風を当てるのも気化熱の働きを利用した、効果的な暑さ対策です。
引用:大作商事「クイッククール」
水分摂取を我慢しない
災害時には水が貴重になることや、トイレの利用がしづらい場面も想定されますが、水分摂取は命を守るための最優先事項です。1日に摂取する水分の量は体重70㎏の人で2.5リットルで、通常は食事からも水分をとるので、食事以外に1.2リットルの水を飲むのが目安になります。災害時でも、水を飲むことを我慢しすぎないようにしてください。
しっかり眠り、体を休める
災害時にはよく眠れないことが増えるかもしれません。寝不足や疲労によっても、体温調節機能が低下し、熱中症にかかりやすくなってしまいます。できるだけ体を横にして、しっかり体を休めるよう心がけましょう。
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停電時の暑さ対策
災害時には、停電が起きることも想定されます。電気を使わない暑さ対策を紹介します。
冷凍庫の保冷剤を使う
停電しても、開け閉めを最小限にすれば冷凍庫の温度はすぐには上がりません。冷凍庫にあるお弁当用の保冷剤や、発熱時などに使う保冷枕、凍らせたペットボトルなどで、首や脇の下などを冷やしましょう。
水を使って体を冷やす
熱中症になったとき、水を使って体を冷却する方法があります。停電時でも断水していなければ、暑さ対策として水浴びや、水風呂などを利用しましょう。バケツに水をくんで、足をつけておくだけでも体を冷ますことができます。
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配信: 防災ニッポン