猫の“沈黙の臓器”に起きる『膵炎』 危険と言われる理由や症状、予防法を解説

猫の“沈黙の臓器”に起きる『膵炎』 危険と言われる理由や症状、予防法を解説

膵臓(すいぞう)は「沈黙の臓器」と呼ばれています。そんな膵臓に炎症が起きる「膵炎」が危険と言われる理由や症状、予防法などと合わせて解説します。

猫の「膵炎」の治療

猫の膵炎には特効薬がなく、対症療法が行われます。他の病気を併発している場合はその治療も行います。

食欲不振から絶食が長期間続くと「肝リピドーシス」という肝臓がうまく機能しなくなる状態になるため、フードを食べさせたり胃につないだチューブから流動食を流したりすることがあります。

猫の「膵炎」の予防法

猫の膵炎の原因は、はっきりと分かっていません。

細菌感染、寄生虫、ウイルス感染、薬物、食事などが原因としてあげられているため、適切な食事や運動で健康維持をしたり、脱走防止やワクチン接種で感染症を防いだりすることが膵炎の予防につながると考えられています。

また、高い場所からの落下や事故で腹部に大きな衝撃が加わることで膵炎が起こる場合もあるので、転落のおそれがないような部屋作りも大切です。

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