“推し活”を応援するトレンドメディア「Fandomplus」では、編集部が衝撃を受けた“推しガンプラ”を連載で紹介していく。今回は「RGジオング」を製作し、SNSに投稿しているモデラー・DON-GURIさん(@ten10kozo)にインタビューを実施。各メディアでも取り上げられ大きな反響が集まった本作について、製作にいたる経緯や作業過程で苦労したポイント、この作品を通じて学んだことなどを振り返ってもらった。
■簡単かつ効果的なディテールアップの方法とは?
――こちらの作品を製作する際、どのようなアイデアやインスピレーションがありましたか?
【DON-GURI】もともとは普通に作る予定でしたが、内部メカのディテールをガンダムマーカーで塗っている過程をSNSにアップしたところ、「メンテナンス状態もかっこいいかも?」というご意見をいただきまして。これを受けて、格納庫で建造中のように作ることを決めました。左右で非対称になるように内部を見せたり、コードを追加したり、いろいろ思いつくまま製作しています。
――製作過程でもっとも難しかった部分を教えてください。
【DON-GURI】いちばん気を使ったのは、外装をはがした状態でもすぐにジオングだと分かるように、全体のバランスを調整したことです。最終的に“半分は外装を残す”形にまとまりましたが、いいバランスに仕上がったんじゃないかと思います。
――今回のモデリングにおいて、もっとも楽しかった部分は何でしたか?
【DON-GURI】内部メカをガンダムマーカーで塗り分ける作業は初めての経験だったのですが、意外と簡単でしたね。それでいて、よりメカっぽい感じに仕上げられたので、やってよかったと思いますし、何より楽しかったです。
――この作品のなかで特に気に入っているポイントはどこですか?
【DON-GURI】写真ではわかりにくいのですが、モノアイ部分にはカバーのビニールを貼っています。「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の冒頭で、建造中のνガンダムの眼の部分にビニールのようなカバーがあったのが印象的だったので、今回チャレンジしてみました。ほとんど伝わらない部分ですが気に入っています。
――貴重なお話、ありがとうございます。最後の質問になりますが、この作品を通してモデリングにおける新しい発見や学びはありましたか?
【DON-GURI】「楽しかった部分」の回答と被りますが、内部メカをガンダムマーカーで塗り分けすることが、簡単かつ効果的なディテールアップの方法だと学べたことが大きいですね。これ以降の模型製作でも、よく同じ手法を使っています。スケルトンのキットもたくさん作っていますが、内部メカの塗り分けを活かしたモデリングは楽しいので、これからも続けていきたいです。
取材・文=ソムタム田井
(C)創通・サンライズ
配信: Walkerplus
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