「学校を休んで旅行」について。わが家の場合と予想外の先生の対応に感謝

日記を書いてみるということに。すると先生の対応は?

さて「○○ちゃんは学校に行けない期間、友だちは皆、学校で勉強しているし、○○ちゃんは旅行に行っている期間どうする?」と家族で話し合ったところ、日記を書くことになりました。初めは、自由帳に書くと言っていましたが、先生に伝えたところ、なんと日記用の用紙を2枚もらってきました。

結局、滞在中に先生からもらった日記用紙2枚では足りず、毎日の分とまとめの分を合わせて計7枚となりました。嬉しかった、楽しかったことを残しておきたかったようで、毎日寝る前に一生懸命書いていました。

日記を発表したいと言った長女。これにはさすがに迷いが…

日記を書くところまでは良かったのですが、ここで娘から判断に迷う提案がありました。なんと、この日記をクラスの皆に発表したい!と言い出したのです。さすがにこの提案については、親として賛成することはできませんでした。ただし、もし先生から発表してねと言われたらいいよと伝えました。

帰国後の先生からのケア

帰国日の登校日前日。先生から学校のアプリに翌日の時間割が送られてきていました。実は、ハワイにいる間には学校のアプリが使えませんでした。この点についても正直に海外に行くことを伝えて良かったと思いました。

帰国後初の登校日には、連絡ノートに今回の旅行についてのお礼を記入して長女に持たせました。その後、先生から「久しぶりの学校生活で困ることがないか見守ります」と長女を気遣うコメントがありました。

ただ、忙しい先生の手を私用で煩わせてはいけないので、この点については親がケアしていきました。算数は問題ないようでしたが、休んでいた期間に進んでいた漢字は分からなかったようでした。その点については親が教えたり、また驚くことに友だちから教えてもらったとか!頼もしい友人たちです。

まさかの先生からの提案!

さて、ここが1番伝えたかった内容です。1番気になる点ではないでしょうか。

長女が書いていった日記を先生は読んでくれたようです。そして、まさかの先生から「発表したら?」との提案があったそうなんです。正確には、先生から「○○さんが家族と旅行に行ってきて日記を書いてきてくれました。〇〇さん発表していい?」と聞かれ「それなら自分で発表する!」と言って発表したと笑顔で教えてくれました。

まさか先生から「発表します」との提案があったことに驚きました。こういった経験は自慢話とも捉えられて、後ろ指をさされるかもしれないから、あまり公にしない方がいいのではと思っていました。

ところが先生がとった対応は、全くの逆でした。公にすることで、長女が学校を休んで旅行に行っていたことについて、友だちから悪く言われないように配慮してくれたのか?家族との旅行は悪いことではないと伝えたかったのか?先生に直接確認はしていないのでわかりませんが、そういった意図があったのではないかと思っています。なんにせよ、先生のこの対応には驚きと感謝の思いでいっぱいです。

帰国後の長女の変化

帰国後の長女の様子にも変化がありました。やはり言葉の違いは大きいようです。旅行前から学校のiPad学習に取り組んいましたが、以前はあいうえお入力だったのが、今ではローマ字入力に一生懸命取り組んでいます。街で見かけた英語表記の看板を読めたと喜んでいる姿もあります。

「ラーケーション」とは?

学校を休んで家族旅行することに対して、海外では割と一般的なようですが、まだまだ浸透していない日本。義務教育という誰でも平等に学べることのできる制度が整っている日本。本当にありがたい制度です。

ただそのためにか、旅行を理由に学校を休んでしまうことに対してどうしても後ろめたさが出てしまう。それでも家族と楽しい時間を共有することも、これまた大切です。その後の子どもの人生に大きく影響する部分もあるのではないかと思います。夏休みや冬休みなどの限定的な期間の休みに縛られず、もう少し柔軟に考えてもいいのではと思いました。

帰国後に「ラーケーション」という言葉を知りました。「ラーニング&バケーション(learning & vacation)」の略で「生徒が保護者らとともに校外で探検や探究の活動を行うこと」という意味だそうです。このラーケーションの日(3日間)を愛知県の公立小学校が2023年の2学期から導入したことを皮切りに、茨城県でも導入を始めたようです。

決して、学校を休んでどんどん旅行に行きましょう!と言っているわけではありません。長女が体調不良以外で学校を休んだのも今回が初めてでした。

この「ラーケーション」制度が多くの学校にも浸透して、家族との時間のために休むことに後ろめたさを感じることがなくなるようにしてほしい。また、友だちから「家族と旅行に行ってくる」と聞いた時にも、笑顔で送り出してあげたい。そんな日本になってほしいと思いました。

「ラーケーション」制度が多くの学校に広まることを願います。

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<ぎゅってブロガー/ママとこどものおくすりや>

◆薬剤師ママ
◆私 主人7歳と4歳の娘 の4人家族
◆横浜市在住
調剤薬局併設のドラッグストアに勤務し、地域医療に貢献中!薬剤師の資格を活かした医療ネタや娘との日々の生活、クレイフラワーの習い事について書いていきたいと思います♪

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