わくわくしながら学びを深める「プレイフルラーニング」実践4つのポイント by KIDSNA STYLE


遊びのようなわくわくする経験を通じて、子どもの学びを育む「プレイフルラーニング(Playful Learning)」という言葉をご存じでしょうか?

今回はプレイフルラーニングを行うことによって期待できることや、実践のポイントなどをご紹介します。

※記事転載元:KIDSNA STYLE(株式会社ネクストビート)

プレイフルラーニングとは

物事を楽しみ、わくわくする状態を指す「プレイフル(Playful)」と、学習や学びを意味する「ラーニング(Learning)」をかけ合わせた、「プレイフルラーニング」とは、遊びのようなわくわくする経験を通じて子どもの学びを深める方法のことです。

基本的に、遊びは自発的に行うものです。

また、どんな遊びをするか自分で選ぶことができ、ゴールが決まっているわけでもありません。

たとえば、乗り物が大好きな子どもは、車や電車おもちゃで遊んだり、工作して作ったり、道路や駅で乗り物が動く様子を観察したりするでしょう。

その中で子どもたちは乗り物に関する知識を深めます。

好奇心や探求心を刺激する経験を通じて、子どもは主体的に学びを深めていくことをプレイフルラーニングといいます。

プレイフルラーニングに期待できる効果

プレイフルラーニングは、どのような効果が期待できるのでしょう。

問題解決能力を育む

一心に楽しんでいる子どもたちも、実は遊びの中でさまざまな工夫をこらしています。

たとえ、うまくいかなかったとしても「どうしたらできるようになるだろう?」と、試行錯誤しながら遊び方を探求しているのです。

そのため、プレイフルラーニングでは無意識のうちに問題解決能力を養うことができるのです。

学習意欲を高める

興味関心や、楽しい気持ちが出発点になっているプレイフルラーニングでは、子どもが学習に対して自発的に取り組むようになります。

学ぶことへのモチベーションが高まり、「もっと知りたい!」という欲求から学びが継続し、学習が習慣化する子どももいるようです。

実践的なスキルが身につく

プレイフルラーニングは、遊びや実体験を通じて学びを深めることなので、机上の学びでは得られない実践的なスキルを身につけることもできます。

実際に目の前の物に触れ、体感することで、自分だけの感覚を磨くことにもつながるでしょう。

コミュニケーション能力の向上

プレイフルラーニングは一人で行うこともできますが、複数人で行うことで得られる効果もあります。

複数人で自由に遊ぶ場合、否応なしにコミュニケーションをとることが求められるため、自然と語彙力や表現力が鍛えられます。

何人かで遊んだり、活動を共にしたりする場合には、チームワークが身に付き、コミュニケーション能力が向上する点もプレイフルラーニングに期待できる効果の一つです。

運動機能の向上

プレイフルラーニングによって、学習面だけでなく運動機能の向上も期待できます。

屋外で自由に遊ぶことによって、走ったり、蹴ったり、投げたり、ぶらさがったりと、子どもは楽しみながらさまざまな身体機能を高めていくことでしょう。

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