駅員経験のあるザバック(@theback_blog)さんは、X(旧Twitter)やブログにて駅員を主人公にした漫画などを中心に公開している話題の漫画家。駅員のあるあるをテーマに描き、駅員の日常が垣間見えるような作品がそろう。今回は、ブログに投稿された「100日後にやめる駅員さん」の中から人身事故に関するエピソード漫画を紹介するとともに、著者に人身事故や予防策としてのホームドアの設置についても伺った。
駅で仕事をしていて、最近人身事故が多いと感じているペン助。すると、元運転手のブタトシ先輩に「僕も人身事故の経験者だ!なんでも聞けよ」と話しかけられる。
ペン助が「教えてください」と言うと、ブタトシ先輩は人身事故について語り始める。人身事故は4月や5月、決算時期の年末などに多発するようだ。ホームから飛び降りる直前に運転手に一礼する人もいるという。
そして、飛び降りたあとは血が飛び散り、運転手や駅員には悲惨な状況が待ち受けている。運転手によっては人身事故を経験する人は何度もするが、定年まで経験しない人もいるようだ。
ブタトシ先輩の話を聞いて、できれば定年まで人身事故を経験したくないと思うペン助であった…。
――人身事故について、ザバックさんの意見をお聞かせください。
「人が死ぬ現場に直面する」場面に出くわす仕事は、あまり多くありません。気持ちのいいものではありませんし、もちろん楽しいものでもありません。忙しくなりますし仮眠時間も減ります。「勘弁してほしい」の一言です。
――ホームドアの設置は人身事故の予防になると思いますが、その点についていかがでしょうか?
素晴らしいですね。線路には自殺志願者以外にも酔客や目の不自由な方、ふざけて落ちる人などもいます。事故が1つでも減る設備投資は駅員にとって非常にありがたいですね。その代わりに人員削減される可能性も出てきますが…。
ホームドアの設置がさらに普及すれば、人身事故を回避できることも増えるだろう。SNSやブログでは、そのほかの駅員漫画がいくつも投稿されている。駅員の仕事などに興味があれば、ぜひ読んでほしい!
取材協力:ザバック(@theback_blog)
配信: Walkerplus
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