猫の『偏食』が引き起こす健康トラブル3選 きちんと食べてもらうための対応も紹介

猫の『偏食』が引き起こす健康トラブル3選 きちんと食べてもらうための対応も紹介

猫は、食べ物に対する好き嫌いが激しく「偏食」の子が多いと言われています。しかし、猫の偏食を放っておくと健康トラブルにつながる可能性も…そこで今回は、猫の偏食が原因となる健康トラブルや、偏食をやめさせるための対処法についてお話しいたします。

3.肝リピドーシス

偏食などが原因で猫が食事を取らず栄養を摂取できない状態が続くと、「肝リピドーシス」という重い肝機能障害を引き起こす場合があります。

肝リピドーシスとは「脂肪肝」とも呼ばれており、肝臓の組織や細胞の中に脂肪が溜まって肝機能が低下してしまう危険な病気です。

猫が2~3日食事を取らない場合は、肝リピドーシスになるリスクが高まりますので、すぐに動物病院を受診しましょう。

肝リピドーシスを予防するためにも、栄養バランスの整った食事をしっかり取って、食べない期間を短くすることが大事になります。

偏食をやめさせるための対処法

猫は人肌ほどの温度の食べ物を好む傾向にあるので、フードを温めると食べてくれるようになる場合があります。

ウエットフードはもちろんのこと、ドライフードを温めると中の油がじんわり溶け出して香りが強くなるので、匂いを感じにくくなったシニア猫にもおすすめの方法です。

また、猫が「いつでもフードを食べられる」と認識してすぐに食べない場合もあるので、置き餌をやめて食事の時間を決めることも有効な方法です。少々心苦しくはありますが、一定の時間内に食べないようであれば、一度フードをさげるのも効果的です。

猫の偏食を改善するのは時間がかかる場合も多いので、根気強く向き合うことが大切です。

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