牛乳石鹼には『あなたの髪も地球環境もいたわるために。牛乳石鹼と一緒に始めるサステナブルヘアケア』をコンセプトに、製法・成分だけでなく、泡立ちのよさやきしみにくさなどの使い心地にもこだわって開発した固形シャンプー「madoca」というヘアケア商品がある。
固形シャンプーを知らない人、使った経験がない人もまだ多く存在することが予想されるなか、実施されたサステナブル消費と固形シャンプーに関する調査によると、固形シャンプーの使用の有無で真逆のイメージを持つことが明らかとなった。
今回は、サステナブル消費と固形シャンプーに関する調査やヘアケア商品「madoca」について、牛乳石鹼共進社株式会社の担当者に話を聞いてみた。
――調査を実施した意図や狙いを教えてください。
これから市場規模拡大が予想される固形シャンプーですが、まだまだ認知率・利用率が低いのが現状です。そこで、牛乳石鹼として、固形シャンプーの現状、そして生活者のみなさんがサステナブル消費とどういった価値観で向き合っているのか、を発信することで固形シャンプーへの興味関心を少しでも持っていただきたく調査しました。
――調査の注目ポイントを教えてください。
調査の結果、約2人に1人が環境にやさしい選択をしていることがわかりました。注目すべきは、環境だけでなく自分にもやさしいことがサステナブル消費のポイントであるという点です。また、固形シャンプーを未使用の方々は、「髪がきしみそう」「泡立てるのが大変」というイメージを持っている一方で、愛用者からは「自分に合っている」「髪の毛にやさしい」との声が多く、使用の有無で全く異なるイメージを持たれていることが明らかになった点も大きな注目ポイントです。このギャップを埋めていくことが、「madoca」や環境によい商品を世に広めるには大事だと感じています。
――「madoca」に関して、意図や狙い、目的などについて教えてください。
「madoca」は、牛乳石鹼初の環境に配慮したヘアケア商品で、人と地球環境に貢献することを目指しています。SDGsや地球環境問題への意識は高まりつつありますが、具体的に何をすればいいのかわからないという方がほとんどだと思います。そんな方々に使っていただくことで、海洋プラスチック問題や水資源の保護、フードロス削減に貢献したいと考えています。
――「madoca」のイチオシポイントを教えてください。
・もっちり泡できしまず洗える
多くの原料を独自にブレンドし、長い年月をかけて現在の泡立ちを実現しました。シャンプー成分を凝縮した弱酸性の固形バーで、泡立ちがよく、すすぎ時もきしみません。さらに、コンディショニング成分を10倍配合(※同社カウブランド無添加シャンプー対比)し、なめらかな指通りを実現しました。
・髪にも環境にもやさしい
プラスチックボトルを使用せず、中身からパッケージまで髪と環境にやさしい設計です。
――「madoca」に関して、アイデアはどのようにして生まれましたか?また、その実現に向けて苦労した点はありますか。
牛乳石鹼の企業理念である、「ずっと変わらぬ やさしさを。」をどうすれば体現できるかを考えました。「madoca」というブランド名は、「円」という文字からインスピレーションを得ており、『地球(球体・丸)』に対し、『あらゆる角度(360度)』で環境対応し、「穏やかさ、安らぎ」を提供したいという想いが込められています。
苦労した点は、固形シャンプーやコンディショナーバーは処方制限があり、性能が劣りがちなことです。しかし、液体シャンプー・コンディショナーと同等の性能を目指し、使用感に拘りつつ、固形製造技術を融合させました。泡立ちには特に拘り、2年ほどかけて独自にブレンドした原料を使用し、現在の泡立ちを実現しました。また、コンディショニング成分を10倍配合(※同社カウブランド無添加シャンプー対比)し、なめらかな指通りを実現しました。こうした開発により、環境にも人にもやさしい製品が完成しました。
――読者へのメッセージをお願いします。
SDGsへの関心は高まっていますが、具体的に何をすればいいのかわからない方も多いかと思います。「madoca」は、商品パッケージに食べられなくなったお米を使用した紙素材「米紙 kome-kami」を採用し、その素材の売り上げの一部をフードバンクに寄付しています。これにより、フードロス削減に貢献しています。固形タイプになじみのない方にはハードルが高い製品と思われるかもしれませんが、髪にもやさしく、さらに地球にもよいことができる一石二鳥の製品です。ぜひ一度お試しください!
また、私たちは「製品には、つくり手の人格が宿る」と考えています。社員一人ひとりの『やさしさ』が、製品の『やさしさ』につながると信じ、お客様のお肌に、心に、そして環境にやさしい製品をこれからも提供し続ける所存です。
■日常的にサステナブル消費を意識している人は54.8%!
サステナブル消費を日常的に意識しているかを聞くと、「意識している」「どちらかといえば意識している」と回答した人は全体の54.8%という結果に。約2人に1人は環境にやさしい商品を選ぶことが判明し、「環境に配慮したモノ選び」が社会に定着しつつあることがわかった。
■安全性や身体にいいという理由でサステナブル消費を心掛けるとの声も
サステナブル消費を意識している人に、環境にやさしい商品を選ぶ理由を尋ねたところ、「環境のため(62.0%)」が最も多く、次いで「安全性が高いと思うから(39.1%)」、3位「身体にいいから(38.0%)」という結果に。地球にやさしいことだけでなく自分にもやさしい商品であることが重視される傾向にある。
■ヘアケア選びでは6割以上が「自分にあっている」ことを重視
ヘアケア選びで優先するポイントに関して「自分にあっている」と回答したのは64.0%と、ほかのどの商材よりも髪や地肌との相性が重視される結果となった。
■シャンプー選びのポイントは“自分にやさしい”かどうか
シャンプーを選ぶ際に重視するポイントを尋ねたところ、「仕上がり(58.2%)」「地肌ヘのやさしさ(42.4%)」「指通り(42.2%)」といった回答が多く、“自分にやさしい”かどうかがシャンプー選びにおいて重要な選択基準になることが判明した。
■使用者・未使用者で固形シャンプーに真逆のイメージを持つ人も
イメージとして最多であった「泡立てるのが大変」 も、非使用者は(43.1%)、使用者(20.2%)と大きく異なる結果に。
“環境にやさしい”だけではなく、“自分にもやさしい”固形シャンプー「madoca」。気になった人は、一度チェックしてみよう。
配信: Walkerplus
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