見どころは「大万燈」&若衆の熱気
現在の祭礼は、7月最終土曜、翌日の日曜の2日間開催され、1日目を「新楽(しんがく)」、2日目を「本楽(ほんがく)」と呼ぶ。「新楽」では氏子町の7町(司町、新栄町、広小路五組、広小路、寺横町、東陽町、銀座)に加え、市内の企業や地区の万燈も参加し、10数基の大万燈と多数の子ども万燈が市内を練り歩く。
また「本楽」では、氏子7町の万燈が秋葉社の境内で舞を奉納する。この「万燈」は竹と和紙で作られた張子人形を色鮮やかに彩色したもので、多くは歌舞伎絵や武者をかたどっている。大きなものは高さ約5メートル、幅約3メートル、重さ約60キロ。これを若衆が一人で担ぎ、笛や太鼓のお囃子に合わせて舞う。
日が沈み色鮮やかで巨大な万燈に火が灯され、真夏の宵闇に浮かぶ万燈が舞い踊る様子は勇壮で、見る人の心を魅了する。また、角万燈に備えた太鼓の音と、笛の音色が相まって万燈の舞をいっそう盛り上げる。
特に「大万燈」は、毎年新しいものが製作される。各町内・企業が思いを込めて、何か月も前から取り掛かる力作ぞろいだ。細かいところまで手が加えられ、遠くから見ても、近くから見ても、迫力と緻密さが感じられる。
また、祭りに参加している各町の若衆が盛り上がっている様子も見どころだという。伝統と新しい力が融合し、発展し続けるお祭りを間近で体感しよう。
イベント概要
2024年の「万燈祭」は、7月27日(土)16:30〜22:00、28日(日)16:50〜22:00に、市内中心部、秋葉社周辺にて行われる。詳細は、下記URLからも確認しよう。
刈谷市の伝統や市民の思いが込められた「万燈祭」に足を運んでみて!
■万燈祭
開催場所:市内中心部・秋葉社周辺
所在地:刈谷市銀座2-101(秋葉社)など
イベント詳細ページ:https://www.kariya-guide.com/festival/000005.html
(田中彩文)
配信: STRAIGHT PRESS
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