プロサッカーチームのモンテディオ山形は、60歳以上のコミュニティ「O-60 モンテディオやまびこ」の正式ローンチを発表した。
高齢化を脅威ではなく機会に
山形県は、県内人口における高齢者の割合が1/4を上回り、他県と比較しても高齢化が進んでいる。
「O-60 モンテディオやまびこ」の取り組みは、「高齢化=悪いこと(脅威)」というイメージを払拭し、高齢者の健康推進と活躍機会の創出により、地域社会や経済成長に貢献できるモデルを構築することを目的にスタートした。その足掛かりとして、声を起点とした課題解決サービスを提供する。
同取り組みは、スポーツ庁がスポーツ成長産業の促進事業として展開している「スポーツオープンイノベーション推進事業(SPORTS OPEN INNOVATION BUSINESS BUILD)」への参加を機にスタート。
山形県という地域が抱える高齢化率の加速、高齢者にまつわる社会課題をテーマに、パートナー企業のボイスクリエーションシュクルとディスカッションするなかで、双方の強みを活かし、課題を解決できる共創モデルとして、“声を磨いて高齢者の課題を解決する”「O-60 モンテディオやまびこ」によるアプローチを考案した。
高齢者が抱える健康課題
まず、実際に高齢者がどのような課題を抱えているのかを調査すべく、クラブ主導で60歳以上にアンケートを実施。
調査の結果、「自分の足で歩きたい」「認知症になりたくない」「自分の歯で食べ物を食べたい」など、体に関することだけではなく、「人の役に立ちたい」「友人と楽しく過ごしたい」など、今後実現したいことも多く回答があったという。
配信: STRAIGHT PRESS