【手相の真実】よくある「ラッキー手相」には要注意!?“表参道の父”青川老師が語る“手相からの警告”

【手相の真実】よくある「ラッキー手相」には要注意!?“表参道の父”青川老師が語る“手相からの警告”

手相は本来「不調」を示していた!?

 もともと手相は、東洋医学において「手診」と呼ばれ、中国医学では患者さんの健康状態を診る「望診」の一種として使われていました。顔相もそうですが、手相にはその人が気づいていない不調が現れていると考えるのです。

 私たちの手のひらは、身体の各部位や内臓などと繋がっていると考えます。たとえば、手のひらの中心部分は心臓の状態が現われ、手のひらの下の方=手首に近い部分は、子宮や前立腺の状態、小指のつけ根部分は泌尿器系の状態、といった具合です。

 さらに、手のひらに赤黒い点が出現したり、青色や紫色といった血色の悪い部分が現れるなど、見た目でわかる違和感があれば、健康面で注意する必要がありそうです。

 今回、青川老師がここで指摘するのは、いわゆる“ラッキー”と考えられている手相が、実は健康面で注意が必要な手相だということ。

「これまでの手相占いには多くの間違いがあります。みなさんは、占い師に『この手相線はラッキー』といわれるとつい喜んでしまうのでしょうが、健康という観点から見た時、その線は必ずしもラッキーではなく、アンラッキーな手相だということもあるのです」(青川老師)

 今回、青川老師が、みなさんに知っておいて欲しいという「アンラッキー手相」3つを選び出し、ここに紹介してくださいました。ひとつずつ見ていきましょう。

注意したい3つの“アンラッキー手相”

(1)神秘十字線

手のひらの中央(方庭)にある十字紋で、感情線と頭脳線の間に伸びる横線(貫橋線)と、中指に向かって縦に走る運命線とで作られる相です。巷で売られている手相本のほぼ100%がこの神秘十字線を霊感の強い人、霊的なものに守られている人の証として記述しているのです。しかし、青川老師は異を唱えます。青川老師によると、この神秘十字線を掌に持っている人を母数として、霊に関与できるほど霊感の強い人は1%にも満たないと。


方庭十字紋(心臓疾患に注意の線)

「基本的に真横に走る線はどんな線であれ、エネルギーの阻害を表す傾向があります。手のひらの中央部分は心臓と関連しているエリアで、神秘十字線は、心臓に支障が出やすい人に現われる病理紋です。もちろん、他の線との兼ね合いにもよりますが、心臓が弱くなったり、不整脈を生じていることが多く、心臓疾患に注意の線、それが「方庭十字紋」という、いわゆるみなさんが『神秘十字線』と呼んでいる十字紋なのです。

 この十字紋エリアで感情線上と、その周辺に赤い斑点が一緒に出現すると、重症化リスクもあることから、医療機関での診断もご検討いただきたいです。『私は霊感が強い』などと能天気に喜んでいる場合ではないのです。」

(2)張り出した生命線

 生命線は親指のつけ根の膨んだ部分をぐるりと取り囲むように弧を描いている線です。これまでの手相本には、太くてはっきりした生命線が刻まれている人は体力や精力があり、バイタリティーにあふれると記されています。そして、TVに出ている人気の占い師ですら、生命線のカーブが手のひら中央あたりまで大きく張り出している人はエネルギッシュで、ラッキーな手相の持ち主だと言っています。


高血圧の人に出やすい生命線の張り出し

「この相を持つ人たちは、確かにエネルギッシュな性質を持つ傾向があります。一方でこの生命線が張り出し過ぎるのは、交感神経が高まりやすく、内分泌系にも影響が出るのです。結果的に、高血圧や高脂血症による動脈硬化に罹りやすい傾向があるのです。この生命線の張り出しは遺伝的要素も強く、健康面では注意をすべき線と言えます。

さらに、手のひら全体が茶褐色を帯びたり、指のつけ根付近の脂肪丘が大きく膨らみ突出しているような場合は、さらに高血圧由来の疾患に注意する必要がありそうです。」(青川老師)

(3)頭脳線上のスター線

 3本以上の線が交差してできるスター線(米字紋)は、日本のほとんどの手相占い師が、人気や成功を意味する幸運のサイン(ラッキー手相)として説明しています。


頭痛の出やすい人

「いくつもの線が一か所で交差するのは、特定の臓器にエネルギーが集中し過ぎて、内臓の機能が弱くなりつつあるサイン(病理紋)と認識すべきかもしれません。特に、薬指・小指のつけ根から下に下った頭脳線上のエリアは大脳や頚椎に関係しています。ここにスター線(米字紋)がある人は、偏頭痛など、慢性的な頭痛に悩まされることが多いようです。

もし今、頭痛の症状が出ていなかったとしても、近い将来、頭痛が出てくる可能性もあります。スター線があるからラッキー手相と安易に喜ぶ訳にはいかないのです。」(青川老師)

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