考え方【3】我慢と辛抱を区別する
我慢と辛抱の違いは、何だと思いますか? 我慢の先には我慢しかありません。しかし、辛抱の先には花が咲きます。例えば、受験のために、何かを後回しにすることは辛抱です。辛抱の先には合格という花が咲くからです。スポーツ選手が苦しい練習に耐えるのも辛抱です。その先には優勝という栄冠が待っているからです。これらに対して、我慢はただひたすらの我慢を強いられます。これでは、報われません。
冒頭で「何がなんでも一緒に居ることを推奨するものではない」と述べました。個人的に、離婚する・しないの判断は、「今のあなたの状況が我慢なのか、それとも辛抱なのか?」ここで判断してください、とお伝えしています。我慢の先にあるのは、苦痛しかないからです。もし、これでもピンと来ない場合、「正しさ」ではなく、「自分の心地よさ」でご判断ください。一緒に生活することが心地悪く。耐えられないのであれば、そろそろ潮時かもしれません。
「一段高いところから眺めてみる」ワークも有効
ここまで、「円満でいるための秘訣」を3つ挙げました。もちろん、この他にもたくさんあることでしょう。ただ、たくさんあっても、かえってまごついてしまいます。そこで、最も大事なポイントを3つに絞って紹介しました。しかし、どうしても相手に対して常にポジティブな気持ちでいることは難しいこともありますよね。最後に、とっておきの方法「一段高いところから眺めてみるワーク」を試してみてください。イメージワークです。
(1)目をつぶり、ゆっくりと深呼吸をしてください。
(2)深く呼吸をするたびに、自分の体が軽くなります。
(3)フワフワと軽くなり、軽くなり、空高く舞い上がっていきます。
(4)大空高く昇っていき、雲の上に出ることができました。
(5)フワフワの雲のじゅうたんの上で、ゴロゴロしてみましょう。大の字になってもOKですよ。のんびりとしてみましょう。
(6)そして、雲の切れ間から地上を覗いてみましょう。下を見ると、自分の住んでいる世界が見えます。どのように見えますか?
(7)上から眺めることができたところで、静かに元の世界に戻ってみましょう。
「一段高いところから眺めるワーク」いかがでしたか? 心も体もふわっと軽くなってきたのではないでしょうか。心が無理をしていない状態になれば、パートナーの“好きなとこ”が自然と思い浮かんでくるでしょう。そのマインドで、「#パートナーの好きなとこ晒してこ」にも是非、取り組んでみてください。
(佐藤城人(さとう・しろと))
配信: LASISA
関連記事: