「出産なび」で出産施設探し。プレパパが見るべき情報はある?

厚生労働省が全国の出産施設を探せるサイトを5月末に公開しました。どのような情報があるのか確認し、プレパパはどのように活用すべきかを考えます。

出産なびとは

出産なびとは出産施設を探すことができるウェブサイトです。厚生労働省が運用しています。この取り組みの目的として、以下が掲げられています。

「初産か2人目以降の妊娠か、里帰り出産を行うかなど、妊婦さんやパートナー・ご家族の状況によって、出産する施設に対するニーズは様々です。一方、出産にかかる費用も、地域や施設によってばらつきがあり、施設選びの際にそれぞれの施設の情報を1つ1つ調べるのはかんたんではありませんでした。このため、妊婦のみなさんがあらかじめ費用やサービスの情報を踏まえて適切に出産する施設を選択できるよう、全国の分娩を取り扱う施設ごとのサービス内容や出産費用の状況などを厚生労働省のウェブサイトで公表することとなりました。」

出産なびでできることは、大きく分けて2つです。
・地域やサービスの条件を設定して、分娩を扱う施設を検索することができる
・それぞれの施設について、「施設の情報」「助産ケア」「付帯サービス」「費用等」の詳しい情報を確認することができます。

出産なびで探せる施設

掲載対象は以下の1~3を満たす施設となっています。
1. 病院、診療所、または助産所
2. 2024年4月時点で、分娩を取り扱っている施設
3. 出産育児一時金の直接支払制度を利用しており、令和4年度における分娩取扱件数が21件以上

ただし3を満たしていない場合でも、施設からの希望があれば掲載されています。また施設の同意がなく、掲載されていない施設があります。2024年4月時点の出産施設のうち96%が掲載されているということで、基本的には出産なびから施設探しを始めるのは良さそうです。