「とりあえず抜く」はNG!雑草の抜き方を間違えたら大変なことに…|種類によって異なる抜き方・除草剤とは?

雑草の処理方法

雑草を放置すると、あっという間に繁殖します。

特に夏は繁殖の勢いが強いため、放置すると草だらけになるかもしれません。

雑草の処理法方について見ていきましょう。

人力で草むしりをする

雑草の生える範囲が狭いなら、鎌やクワなどで対処できます。

ただし多年草は根を切るとそこからさらに繁殖するため、根を分解しないよう注意してください。

草むしりをするときのポイントは、皮ふを出さないこと・涼しい時間帯に行うことです。

皮ふが草に当たると草負けして、かぶれてしまうかもしれません。

帽子やマスクを装着して、完全防備するのがおすすめです。

またそのようなスタイルで炎天下草むしりをすると、熱中症のリスクがあります。

暑い季節の草むしりは、気温の低い朝がおすすめです!

除草剤を使う

除草範囲が広い場合は、除草剤が便利です。

噴霧器を用意すれば、効率的かつ網羅的に除草できます。

安全かつ確実に除草を行えるよう、以下のポイントに注意しましょう。

マスクや手袋・長袖を着用し、皮ふを出さない
風向きを考慮して噴霧する
雨の直前・直後は避ける
他の植物にかからないようにする

除草剤にもよりますが、噴霧から1~2週間で雑草が枯れてくるはずです。

雑草を生やさないための対策

雑草に悩まされないようにするためには「生やさないこと」が重要です。

雑草にかかる手間を軽減したいとき、選択できる方法をご紹介します。

粒状の除草剤をまく

雑草を一掃しても、しばらくするとまた生えてきてしまいます。

雑草を生えにくくするには粒剤タイプの除草剤がおすすめです。

粒剤タイプの除草剤は、成分が土に染みこんで根から雑草を枯らします。

持続性が強いため、いったん散布しておけば長期間雑草ナシの状態を維持できるでしょう。

固まる土を使う

固まる土は、「防草土」「防草砂」などと呼ばれる土です。

地表にしっかり敷き詰めて水をかけると、カチコチに固まります。

地面そのものを覆ってしまうため、物理的に雑草が生えにくくなるというわけです。

固まる土は比較的簡単に施工できますが、素人がやるとイマイチな仕上がりになることがあります。

コストもそれなりにかかるため、見た目を重視するのなら業者に依頼するのがおすすめです。

防草シートを敷く

防草シートとは、地面の上に設置して雑草の発生を抑えるシートです。

シートで光を遮ることで、雑草の繁殖を抑えます。

シートの上に砂利などを敷けば見映えもよく、雑草のストレスに悩まされずに済むでしょう。

ただし防草シートの耐用年数は、織布タイプは約3~5年、不織布タイプは約10年程度といわれています。

効果が落ちるとシートを突き抜けて雑草が生えてくるため、メンテナンスが必須です。

ちなみに筆者宅は防草シートを敷いて7~8年になりますが、防草効果はほぼ消失しました。

現在ではシートを突き抜けて雑草が生えており、雑草と格闘している状態です。

グランドカバーを植える

グランドカバーとは、地面を覆うように生える植物です。

グランドカバーを植えることで雑草の生える余地が減り、雑草が生えにくくなります。

雑草対策としてグランドカバーを植えるときのポイントは、密集しながら生える植物を選ぶことです。

地中にも根がしっかりと伸び広がる植物なら、雑草が成長しにくくなります。

ただし繁殖力が強すぎる植物を植えてしまうと、グランドカバーの管理に手がかかるかもしれません。

あっという間に広がってしまうカタバミやワイヤープランツなどは避けましょう。

グランドカバーの植物としては、濃い緑が美しい「タマリュウ」や手がかからない「セダム」などが人気です。

まとめ

雑草が生い茂ると見映えがよくない上、スズメバチなどの害虫がやってくることがあります。
雨天が多い時期ではありますが、タイミングを見計らって雑草対策を行うのがおすすめです。

なお除草剤を使用する場合は、散布のタイミングや風向きには気を付けましょう。
大切な花やご近所の木・公道の植物などに、薬剤がかからないよう配慮してくださいね!

文/カワサキカオリ

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