こんにちは。
インテリアアドバイザーのアダチツヨシです。
今回は“暮らしを楽しむ”に不可欠な存在、「インテリアグリーン」についてのお話。
以前にも「インテリアグリーン」と「空間」の関係について何度かご紹介しましたが、実際にその道のプロにお話を伺って来ました。
ひと際目を惹くオシャレな外観、中を覗くと・・・
安来市内の国道9号線、車を走らせていると一つの建物に目を奪われます。
2023年12月に安来市の国道9号線沿いにオープンした、Lazowa green(ラソワグリーン)さん。
店内に入ってみると、すぐに所狭しと並ぶ花や植物が迎えてくれます。
実はこの建物、過去には中華料理店や骨董品店でした。
外観からはそんな印象を受けませんが、その名残を店内のちょっとしたポイントから感じ取ることができます。
例えば、一見違和感のない店内奥のスペース。
間仕切りの棚の足元をよく見ると、中華料理店時代は座敷として使われていた様子が窺える小上がりが残されています。
他にも、店内のあちらこちらにその名残が。
もともとカウンター席だったテーブルをそのまま什器として使用
かつてはテレビが置いてあったことを伺わせるコーナー台
シンボリックな天井のファンも、中華料理店時代からと聞くとそれも納得
“Lazowa green”(ラソワグリーン)に込めた想い
洗練された店内に、あえてその名残を残す理由について、
「当時のお店に通っていたお客様が来店されることがあったときに、懐かしさを感じるような親しみやすさを残したかったんです。」とおっしゃるのは、店主の小山さん。
お店の名前にある「Lazowa(ラソワ)」も、店主の小山さんが考えた造語なのだそう。
スペイン語で“絆”を意味する「Lazo」と日本語の「輪(わ)」を組み合わせたものです。
自身が携わる「green(植物や癒しの色・緑)」を通して、人と人との絆や輪が生まれていく未来を願って名付けられました。
大阪・神戸の総合園芸会社で経験を積み、地元の安来へUターンされた小山さん。
そこには、地元・山陰で暮らす人たちがもっと植物(グリーン)によって満たされる空間をデザインしていきたいという強い想いがありました。
配信: na-na