【北海道千歳市】ひと夏限りの菓子『ハスカップジュエリー・ヌーボー』千歳市ふるさと納税にて予約開始

北海道千歳市に本社を置くもりもとのメイン商品である、6月下旬から7月下旬にかけてのごく限られた期間に一粒ずつ手摘みされる「ハスカップ」のジャムを使用した『ハスカップジュエリー・ヌーボー 6個入』の予約が、6月28日(金)よりスタート。楽天市場でふるさと納税として申し込みを受付中だ。

道民の暮らしとともにあったハスカップ

シベリア原産の「ハスカップ」は、かつて北の三大原野といわれた「勇払原野」を中心に北海道に古くから自生していた。寒さ・濃霧・火山灰と過酷な条件揃いの原野をタフに生き延びてきた、まさに北国の特産果実だ。

かつての勇払原野、現在の苫小牧市や千歳市郊外において、ハスカップは人々の生活のなかに生き生きと根づいていた。小学生は学校帰りにその実を摘み取り、母たちはそれを「塩漬け」にして梅干しの代わりにした。また当時、背中に背負った一斗缶“ガンガン”が一杯になるまでハスカップを摘む「ガンガン部隊」と呼ばれる人たちが荒野をにぎわせたという。

ハスカップを栽培果樹として再生

昭和30~40年代にかけての高度経済成長期、苫小牧千歳地域においても都市開発が急速に進み、人による「開発」の陰で、野生のハスカップは生きる場所をしだいに失っていった。

その原因をつくったのが「ひと」なら、それを取り戻そうと声を上げ行動を開始したのもまた「ひと」だった。70年代の終わり、当時の道立林業試験場・樹木科長の中内氏は、ハスカップの復活を望む市民の声をすくい上げる形で、千歳市周辺の農家においてハスカップ栽培の指導を開始した。

同時期に新千歳空港の建設が始められようとしていたが、千歳市農協と農家が自生していたハスカップ株を採取・移植して組織的なハスカップ栽培へとつなげ、千歳市は滅びかけた野生のハスカップを「栽培果樹」として再生させる中心地となっていった。

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