知らないとびっくりする猫の「体の落とし物」3選 なかには病気が原因のことも

知らないとびっくりする猫の「体の落とし物」3選 なかには病気が原因のことも

実は、「毛」以外にも、猫の落とし物はいろいろあります。今回は、3つの部位に分け、病気の有無も含めて解説します。深刻なケースもあり、愛猫の末永い健康のためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。

3.歯(病気の可能性大)

前述した2つの落とし物については、例外を除き、ほとんど問題はありません。しかし、子猫でもないのに、抜け落ちた歯を見つけた場合は、口まわりの病気の疑いがあります。

可能性が高いのは、歯周病などです。

歯周病は、歯周ポケットに歯垢が付着し、歯石化→歯肉炎→歯周炎というプロセスを辿ります。放っておくと、最終的に歯が抜け落ちてしまうとても怖い病気です。

目立つ症状としては、口臭の悪化、歯肉の腫れ、よだれの増加などがあります。中高齢の猫の多くが歯周病と言われ、早めのケアが肝心です。

例えばほかに挙げられる歯頚部吸収病巣は、簡単に言うと、歯が溶けるように欠落していく病気です。破菌細胞の活性化が要因のひとつとされていますが、まだ詳しいことは特定できていません。

歯周病と同様に、口臭の悪化、よだれの増加がある他、痛みを伴うため、食欲低下に陥ることがあります。中年期以降に多い病気です。

まとめ

換毛期にごそっと抜け落ちる体毛の他にも、猫の落とし物はあります。今回、取り上げたのは、爪、ヒゲ、歯の3つです。

爪とヒゲに関してはほぼ問題ありませんが、歯が抜け落ちると、歯周病など、重大な病気が隠されている可能性があります。もし症状があらわれたら、早急に動物病院へ相談してみてください。

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