受け取り手がどう捉えるか
そりゃあため息をつかれるのは嫌でしょう、と個人的には思ってしまいますが、その人にとっての当たり前が他の人にとっての非常識や不快感に繋がる可能性というのは、いろんなところであると思います。一方で、ハラスメントという言葉を聞くとドキッとしてしまいますが、「それハラスメントと言いたいだけなのでは?」と思うことも正直あります。
さっきのってパワハラだと思いませんか?と聞かれると、当事者ではない第三者からすれば、「いやいや…あれをパワハラだと思うなら、上司も何も言えなくなってしまうのでは?」と心の中で思いつつも、ハラスメントは受け取り手側が不快な感情を抱くかどうかという点が重要だとすると、受け取る側の捉え方はさまざまなので、日頃から相手の立場ならどう思うか?という視点に立つことを忘れずに、注意を払いながらコミュニケーションをとることの必要性を再認識しました。
家庭ではどうか
ここで何が言いたいかというと、フキハラは職場だけの話ではなく、家庭内においても注意しないといけないよという話です。
会社のなかでは注意を払っているのに、家に帰るとすっかりわが身の感情に任せて、夫や子どもに対して「フキハラ」しまくっている自分へ、自戒の念も込めて綴ります。
そう、私自身が実はフキハラの常習犯でした。夫の家事のやり方が気に食わない、子どものわがままがどうしても受け付けられない、家事育児にかける労力が報われない等々、日々の不満が少しずつ積み重なり、結果として家族のなかで誰よりも不機嫌な自分でいることに慣れてしまっていました…。
夫はもちろん子どもだって1人の対等で立派な人間であるにも関わらず、親であるという優位な立場を利用してしまっていた部分がありました。
相手の立場ならどう思うか?という視点に立つことは、当たり前ですが職場のみならず家庭のなかでもどこにおいても大切な視点で、子どもにもそうした思いやりを周囲の友達にももってほしいと願うので、まずは自分自身が日々意識して子どもにも接していかないといけないなと、日頃フキハラしてしまっている態度を反省しました。
配信: ぎゅってWeb