猫の体についている白い粉は「フケ」
猫の体についている白い粉の正体は「フケ」です。フケは皮膚が新しくなる際にはがれ落ちた古い角質で、白い粉が被毛に付着しているように見えます。
フケは生理現象なので、出ること自体は異常ではありません。ただし猫の場合、毛づくろいの際にフケもいっしょに舐めとって被毛をきれいにしているため、目立たないのがふつうです。
ところが皮膚になんらかの異常が生じて、新陳代謝が活発になったり、皮膚の代謝サイクルが正常におこなわれなくなったりすると、フケがたくさん出るようになります。また、病気や環境ストレスにより自身でグルーミングができない状況の場合もフケが目立つようになります。
このようなことから、猫の体についている白い粉の正体は、なんらかの「皮膚のトラブルなどによって過剰に出たフケ」だと考えるのが自然です。
では、なぜ猫のフケが増えるのでしょうか?その原因と対処法について以下で詳しく紹介します。
1.皮膚の乾燥
猫も人間と同じく、乾燥がフケの原因になり得ます。そのため乾燥しがちな冬はもちろん、エアコンや暖房器具を使用する時期や季節の変わり目は、フケに悩まされがちです。
空気が乾燥しているときは皮膚のバリア機能も低下し、さまざまな皮膚トラブルの原因にもなります。加湿器を使用するなどして、快適に過ごせるようにしましょう。
ちなみに猫にとって快適な湿度は50〜60%程度とされています。
また猫用の保湿クリームや保湿スプレーを使うといった方法もあります。ただし、猫は体に何かをつけられること自体が苦手なので、猫が毛づくろいで体をなめるのが気になる場合は、動物病院で相談すると安心でしょう。
配信: ねこちゃんホンポ