「推し活」「オタ活」している20代の割合は
20代若手に特化した就業支援事業などを展開するUZUZ(ウズウズ)が、「推し活」「オタ活」と就職・転職に関する意識調査を行い発表しました。
調査は2024年5~6月、同社のキャリア面談の予約時に既卒・第2新卒・新卒として就職活動中の20代男女597人を対象にアンケートの形で実施しています。
現在「推し活」「オタ活」をしているかについて、「している」は42.0%、「していない」は47.1%、「どちらとも言えない」は10.9%で、10人に4人以上が何らかの“活動”をしていることが判明。
「している」と答えた人のうちジャンル(複数回答)は「アニメ・漫画」112人、「アイドル」96人、「ゲーム」76人、「YouTuberなど動画配信者」58人、「歌手・アーティスト」88人、「車やバイクなど物」18人、「スポーツ選手」19人、「その他」20人となっています。
また「している」人のうち、推し活・オタ活に使う年間の金額は「1~5万円未満」が39.6%と最も多く、次いで「5~10万円未満」16.0%と「0~1万円未満」15.3%が僅差。「10~20万円未満」14.5%と続いています。
推し活にいそしむ20代若者たち
推し活・オタ活をしている人で、働く会社を選ぶ上で推し活・オタ活のしやすさをどの程度考慮しているかについては、「どちらでもない」が29.0%で最も多かった一方、「少し重視している」が24.6%と2番目の多さ。「全く重視していない」19.1%、「すごく重視している」15.9%、「あまり重視していない」12.3%の順で、「重視している」若者は40%に上りました。
会社に対してどのような理解・サポートを望むかについては「有給休暇が取りやすいこと」「残業で夜遅くなることがない」「プライベートに干渉しない」「グッズを会社に持って行ってもいい環境」「推し活ができる給料」などの希望が並んでいます。
同社は、「(推し活・オタ活をしている)人数ボリュームを考えても、会社として無視できない兆候と言える。これからの人手不足(採用難)の時代を考えると、こういった嗜好(しこう)性を理解し、社内環境を整備していくことが必要不可欠になってくる」と分析しています。
(LASISA編集部)
配信: LASISA
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