1.完全室内飼育をする
猫を完全に室内で飼育することは、猫の寿命を大幅に延ばす方法の一つです。
突然ですが、完全室内飼育の猫と室外(外と家を行き来する)飼育されている猫の、平均寿命はご存じですか?ズバリ完全室内猫は16歳前後、外に出る飼育猫は13〜14歳といわれます。
飼育している場所の違いだけでも、2〜3歳近くの差があるのです。その理由は、屋外は猫の寿命を脅かす危険にあふれているから。
外の世界には交通事故や他の動物との闘争、病気の感染など、猫にとって多くの危険が潜んでいるため、完全室内飼育より寿命が短い傾向にあるのです。
完全な野良猫の場合は正確な把握はできないものの、動物愛護センターなどの情報によると3〜5歳で命を落としていると認識されているようです。つまり、外に出る猫の場合もそのくらいの年齢で亡くなるリスクはある、ということです。
反対に室内飼育なら車に轢かれたり、他の動物と闘争する心配はありません。またそれによる怪我や病気、野生動物との接触による感染症のリスクも減ります。
とくに猫白血病ウイルス(FeLV)や猫免疫不全ウイルス(FIV)、寄生虫感染などの病気は、他の猫との接触で感染するリスクが高いので、なるべく避けることがベストですね。
このように、外的環境の危険から守られ温度や湿度が一定に保たれるなど、猫にとって安全で快適な環境を確保できる室内飼育は、猫の寿命にも大きくプラスの影響を与えます。
2.食事管理をする
適切な食事管理も猫の寿命に影響します。猫の必要エネルギー量が満たされていない・もしくは過剰・猫に適切とは言えない食事を続けていると、猫の寿命を短くしてしまうかもしれません。
まず覚えておいて欲しいのは、肉食動物である猫は、たんぱく質が主なエネルギー源ということです。
肉食の猫は人間のように穀物といった炭水化物を分解する能力は優れていないため、人間と同じような食事はもちろんNG。
ほかにはタウリンやアルギニンなどの必須アミノ酸、脂肪酸、ミネラルなども必要な栄養素です。
とはいえ素人では必要なエネルギーを計算して…など難しいと思います。でも大丈夫です、キャットフード(総合栄養食)と水があれば必要な栄養素は補えます。
キャットフードを正しく与えていれば、猫の栄養が不足することはほとんどありません。
しかし、おやつをあげすぎる・総合栄養食でないフードだけしか食べないというのは、猫の栄養的に良くないので改善していけると良いでしょう。
配信: ねこちゃんホンポ