「私は美人じゃない」「人より太ってる」…外見を“気にしすぎる”子どもたち【ルッキズムの弊害】に親はどう対応するべき?

「私は美人じゃない」「人より太ってる」…外見を“気にしすぎる”子どもたち【ルッキズムの弊害】に親はどう対応するべき?

条件付きではなく、無条件に受け入れる

 このように「このような見た目になったらOK」という条件付きではなくまずは「今のあなたが十分ステキ」と無条件に受け入れること。その態度をとるために、アレコレ細かいことはいったん置いておきましょう。これは「甘やかす」ことではありません。人は「今の自分でOKなんだ」と受け入れられると、安心するものです。話はそれからです。

 そして何よりも、子どもにとってうれしいことが、親御さんに「分かってもらえた」という実感です。 もちろん、心配するゆえに色々な言葉をかけたくなります。しかし、まず大事なのは目的を考えて、受け入れることが一歩進む近道となります。

まとめ

 ここまでお読みいただき、ありがとうございます。最初のステップとして親御さんができることとして、「自分を責めず、許すこと」、「子どもの行動の目的を考えること」、「その目的の価値観のメリットを見つけること」、「無条件に今の姿がステキという態度で見守ること」これらをお伝えしてきました。

 遠回りに感じるかもしれません。しかし、子どもが“今の自分”を否定したまま行動しつづけると、どんなに外見を磨く努力しても終わりがなく苦しいんです。 ぜひ、子どもとのコミュニケーションの一環として、取り入れてみてください。

(伊藤春佳(いとう・はるか))

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