日々おいしい食事を楽しむため、こだわりたいのが調味料です。いいものを購入するのもよいですが、購入したものを最後までおいしく食べ切るための工夫も必須です。
和食に欠かせない調味料の1つ『味噌』の保存や使用の際にやってはいけないのはどういった行動なのでしょうか。
味噌製造メーカーであるマルサンアイ株式会社公式サイトより解説します。
味噌を使う場合のNG行動とは
最後までおいしく食べ切るためには、守ったほうがよいルールもあります。マルサンアイ株式会社が紹介しているのは、以下の4つのポイントです。
1)直射日光の当たる場所、温度や湿度の高いところに置かない。
2)開封後は冷蔵庫(できればパーシャル室)に保管し、空気に触れないようラップなどを密着させ、容器はキチンと蓋をする。3)みそを取り出すときは、乾いたヘラやスプーンを使う。
4)みそを使って、家庭で調理加工したものは、作りおきしないようにする。
マルサンアイ株式会社 ーより引用
味噌は発酵食品であり、気温が高い場所に放置するとどんどん発酵が進んでしまいます。風味や味が変わったり、損なわれたりする恐れがあるため注意してください。
湿度が高い場所に置いたり、濡れたスプーンやヘラを使ったりすると、そこからカビが発生しやすくなるでしょう。
また、調味料の状態では長持ちする味噌も、調理加工済みになれば当然傷みます。食中毒予防のためにも、冷蔵庫に入れてできるだけ早く食べ切るようにしてください。
なぜ密閉する必要があるのか
マルサンアイ株式会社の公式サイトでは、ラップと容器の二重構造で厳重に管理するようおすすめしています。
しかし、直射日光や水分を避ける意味はなんとなく理解できますが、なぜ空気に触れないようにするのでしょうか。
その理由は、表面の乾燥や酸化を防ぐためです。どちらも味噌の風味を損なう原因なので、面倒でもしっかりと対策することをおすすめします。
なお味噌を保存する際、「購入時に使われていた容器や袋をそのまま使っている」という人も多いかもしれませんが、一度開封するとそのままの容器で密閉するのは難しくなるでしょう。
別の密閉容器に入れ替えるのがおすすめです。ラップを併用すれば、さらに安心できます。
小分けにしておくのもおすすめ
味噌の量が多い時には、あらかじめ小分けしておくのもおすすめです。空気に触れる部分を最小限にできるため、風味が劣化する前に食べ切れるのではないでしょうか。
味噌汁や味噌和えなど、味噌を使った料理は非常に身近です。風味や香りのよいものを使えば、料理の味もワンランク上の仕上がりになるでしょう。味噌好きにこそ知っておいてほしい豆知識を、ぜひ意識して行動してみてくださいね。
[文・構成/grape編集部]
出典 マルサンアイ株式会社
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