ブログの共通点1:世界と日本の価値観の差
1つは、世界と日本の育児や教育などに関する価値観の差に関するブログが多いという点です。
良くも悪くも日本は島国で世界の多様な価値観に触れにくく、歪んでいる常識が当たり前に成り立ってしまっていることも多々見受けられるように思います。私は長女出産時に育休を6カ月取得した時に、さまざまな場面で「日本の育児女性偏重社会」の違和感に出あい、その度に世界的に見るとどうなんだろう?と調べるようになりました。
例えば2020年当時、日本の男性育休取得率はわずか8%で非常にマイノリティ層だったのですが、調べてみると北欧の男性は8割以上が育休を取得しますし、欧米でも50~60%が取得するといったようなデータもあります。
思えばその時から、自身が直面する日本社会の育児の常識みたいな価値観を疑ってかかるようになりました。もちろん悪い側面だけでなく、逆に日本人には当たり前すぎて気付かない「小学生の道徳心がすごい話」や「盲目の人や弱い人を自然と助ける価値観」など、日本の良いところもたくさん見えてきました。
私は日頃からさまざまな情報ソースで世界的な育児の価値観に触れるように意識していて、良いものがあれば取り入れたいと思っていますし、逆に日本人には当たり前すぎて気付けなかった良い価値観は改めて認識したいと思っています。そして、それを子どもたちに還元してきたいとも強く考えています。
ブログの共通点2:育児の手法論より「親」としてどうあるべきか
2つ目は、自己肯定感の高い子の「親」の特徴や、やさしい子に育つ「親」の特徴など、どういう親だとどういう子に育つのかという視点です。
育児においてどのようなアプローチが良いのかなどの「手法論」の話はあふれているように思いますが、意外と〇〇の子の「親」はこうだった、みたいな話が少ないのかなとも思いました。私には、過去の歴史上の偉人たちを見て、どうしたらこんな天才が生まれるんだろうというところではなく、この天才の「親」ってどんな人なんだろう?と思ってしまう価値観があります。
というのも、かの有名な発明王エジソンの小学生時代の話なのですが、エジソンは「1+1はなんで2なんですか?」や「空はなぜ青いのですか?」など根源的な質問で度々授業を止めてしまう子で、先生から無能であると言われていて、しまいには「火がどのような影響を与えるのか知りたかった」と納屋を放火する騒ぎを起こしてしまう子だったそうです。
先生や父親が「あの子は頭がおかしい」と言う中、エジソンの母親は、そんな無能と言う人たちの所になんか行かなくていいとキッパリ言って、家で勉強を教えながら育てたとのこと。つまり、エジソンが最終的に発明王になったのは、子どもの可能性を信じ切った母親がいたからなのだと思います。
私はこのエジソンの話を聞いた時、子どもの可能性を最大限信じる親でいようと思いました。
配信: ぎゅってWeb