歯科医院開業の年齢傾向と背景
実際、開業する年代の平均は40代であり、最も多いのが60代となっています。歯科医院を独立開業する年代も年々高齢化しており、70代になってから開業する人もいるほどです。
国家資格である歯科医師資格は、一度取得すれば一生有効であり更新の必要もありません。
歯科医師として働き続ける限り、生涯現役でいられることも開業の高齢化を後押ししていると考えられます。
上述の通り、開業資金やキャリア形成の問題から40代以降での開業が多くなっていますが、歯科医師としての独立を視野に入れているのであれば、早い時期から準備を始める必要があります。開業資金を貯めつつ診療スキルを磨くことはもちろん、さらなる成功につなげるためには時代のニーズにマッチした経営戦略を考えることも大切です。勤務医として従事する間も常にアンテナをはり、開業に向けた情報収集を行いましょう。
この記事を監修してくれたお医者さん
日本歯科医師協会認定医
越智英行
略 歴
昭和大学 歯学部 卒業/昭和大学大学院 歯学研究科 臨床系歯科麻酔科学 修了/昭和大学 歯学部 全身管理歯科学歯科麻酔科 助教/医療法人社団コンパス 常務理事
保有資格
歯科医師/歯学博士/日本口腔外科学会 認定医/日本外傷歯学学会 認定医
配信: 医科歯科健診コラム
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