地味に気になる、有名チェーンの第1号店
いつでも身近にあって、ふと食べたくなったときには親しまれ続ける“あの味”を堪能できる飲食チェーン店。そんな飲食チェーン店の第1号店がどこにあるのか気になったことはありませんか? 第1号店は、全国各地に店舗を構えられるほどの実力店のはじまりの場所。そこで待っているのは近所の店舗と同じメニューと同じ味かもしれないけれど、第1号店で食べる特別感も相まって、「いつもの味なんだけどどこか違う……」といった感動を味わえることもあるかもしれません。中には、第1号店だからこそ味わえる特別メニューがある店舗も! 早速、紹介してきます。
「ミスド」「スタバ」「モス」「ココイチ」
有名チェーンの中でも幅広い世代から支持を受ける「ミスタードーナツ」「スターバックス」「モスバーガー」「カレーハウスCoCo壱番屋」の1号店にフォーカスしていきます!
【ミスタードーナツ(大阪・箕面ショップ)】
ミスタードーナツの第1号店は、大阪の箕面ショップ。1971年に日本店舗の第1号店としてオープンし、看板の下部には「0001」と第1号店を示すナンバーが記されています。2020年に、創業当時の店舗をイメージしたデザインに変更してリニューアルオープン。同時に箕面ショップ限定メニューとして当時の味を復刻させた「パウダード」や「コーヒーロール」「ツイスティ」などといった11種類のドーナツの販売を開始しました。
当時の雰囲気が漂う店舗で、当時の味を想像しながら食べる限定メニューのおいしさはきっとひとしお。ミスドの誕生秘話などが掲載された展示も楽しめるので、ファンはぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
【スターバックス(銀座松屋通り店)】
スターバックスの第1号店は、東京の銀座松屋通り店。1996年に日本の第1号店としてオープンして以来、多くのお客さんで賑わっている店舗です。店内はリニューアルされていますが、1階には日本の第1号店であることを記したプレートが設置されています。
限定メニューの「ダブルトールラテ」は、なんと銀座松屋通り店で初めてオーダーされたメニューなんだとか。他店舗でもカスタマイズすると味わえるメニューですが、ぜひ第1号店で味わってみたいものですね。
【モスバーガー(成増店)】
モスバーガーの第1号店は東京板橋区にある成増店です。最初は成増店と同じ場所にあった八百屋の倉庫を借り、2.8坪の小さな店舗で1972年にオープンしたんだとか。場所を借りての営業だなんて、今の人気っぷりからはとても想像できないはじまりですよね。
現在の店舗には、第1号店を示すプレートが設置され、創業当時の写真なども掲示されています。創業当時の店舗ではありませんが、掲示されている写真で確認できるので訪れた際にはぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
【カレーハウスCoCo壱番屋(西枇杷島店)】
カレーハウスCoCo壱番屋の第1号店は愛知にある西枇杷島店。1978年にオープンし、2014年に同じ場所でリニューアルオープンして営業を続けています。限定メニューとして「清須からあげまぶし」がありますが、第1号店に加えて愛知清州店との2店舗で味わえるメニューです。西枇杷島店のその他店舗との大きな違いは、2階に「壱番屋記念館」という記念館があること。
昔の西枇杷島店で使われていた木製のメニュー表や歴代のユニフォーム、コラボレーショングッズなどの展示があり、ファンには堪らない聖地となっています。記念館を見学したい場合には、壱番屋本社総務部に事前電話予約が必要となっているので注意してくださいね。
【まとめ】
今回ご紹介した飲食チェーン店の第1号店には、限定メニューや創業当時の掲示物など、他の店舗にはない“特別”が散りばめられています。創業当時に思いを馳せながら食べると、普段とは違う高揚感を抱けるはず。ちょっとしたレジャーに向かう感覚で、いつもの店の第1号店にぜひ出かけてみてはいかがでしょうか。
(笠原加帆)
配信: LASISA
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