おはようございます。
ライフオーガナイザーの吉川圭子です。
暑い季節になると出番が増える水筒。一人が1本以上の水筒を持つことも珍しくなく、家族全員分だとけっこうな本数になって置き場所の確保が悩ましい……
今回は、水筒の収納方法や、洗ったあと乾燥するまでの置き場所など、片づけのプロの事例をまとめてお届けします。
■『乾かす』ときは何を使ってる?
●コンパクトで邪魔にならない!「無印」の多機能キッチンスタンド
ライターのきづきともこさんが水筒を乾かすときに使っているのは「無印良品」の「ステンレスキッチンスタンド」。ボトル類だけでなくまな板や鍋蓋なども置ける、多機能なキッチンスタンドです。
「(ボトル類が乾かせる場所の)長さも2種類あり、水筒のサイズに合わせて使い分けることができるのも便利です。たくさん差し込んでもぐらつかず安定しているし、少し斜めになることで早く乾くような気がします」
あまりにも便利すぎて、使っていないときのスタンドの定位置はキッチンカウンターの上にしたそうですよ。「スタンド自体がコンパクトでシンプルなデザインなので、キッチンカウンターに置いておいても邪魔にならないなのは嬉しいポイントです」
きづきさんの記事はこちらから:
>>>乾かす場所に困る水筒やまな板に!買ってよかった、「無印良品」の多機能キッチンスタンド活用法
●「エコカラット」のボトル乾燥スティックで時短乾燥
乾燥時間を短縮できる「エコカラット ボトル乾燥スティック」を使っているのはライフオーガナイザーの東風平美穂さん。「エコカラット」は、LIXILが開発した多孔質セラミックスで、インテリア壁材として人気の建材だそう。
「夜に入れておけば、翌朝にはすっかり乾いていて、気持ちよく使い始めることができます。乾くまでの時間を調べてみると、約3時間で完全に乾いていました」
ただ、割れやすいので取り扱いは気をつけたほうがよいとのことでした。実は東風平さん、購入したその日にお嬢さんが落としてしまい割れてしまったそう。
「シリコンカバーに入れるとスティック状に戻り、使用することはできましたが、取り扱いには注意が必要ですね。とはいえ、入れて放っておくだけで自然に乾燥してくれる、という手軽さは、ずぼらなわたしにぴったり!追加で購入し、大活躍の毎日です」
東風平美穂さんの記事はこちらから:
>>>水筒が乾かない問題、「エコカラット ボトル乾燥スティック」なら、入れるだけでらくらく解決!
●フタもいっしょに乾かせる「TOWER」のワイドジャグボトルスタンド
ライターの門傳奈々さんが洗った水筒を乾かすときに使っているのは「山崎実業」の「ワイドジャグボトルスタンドタワー」。
「以前は、毎日4本の水筒をキッチンカウンターの上にひっくり返して乾かしていましたが、キッチンカウンターは濡れるし、水筒の乾きもいまいち。場所もそれなりに必要です。そんな不満を解消したくて購入しました」
「水筒を置くと自然と斜めになるように設計されているので、しっかり乾くようになりました。水筒の下にキャップも置けて省スペースですし、受け皿を取り外して洗えるところも気に入っています」
門傳奈々さんの紹介記事はこちらから:
>>>片づけのプロ10人が選ぶ!2023年に「買ってよかったもの」「使ってよかったサービス」(前編)
■数たくさん、大きさバラバラ……どう収納したらいい?
●「立てる収納」は突っ張り棒やブックエンドでゆるっと支える
「サイズもバラバラな大量の水筒をすべて収納するには『ゆる~く』がポイントなんです」と話すのは、4人のお子さんがいるライフオーガナイザー、中矢くみこさん。持っている水筒の数は全部で13本(当時)だそう。
「毎日使う水筒はキッチンアイテムの中でも一軍扱い。そこで、出し入れのしやすいキッチンカウンター下段の深い引き出しに立てて収納しています」
「大雑把に入れるほうが楽だし、細かく仕切らないほうがたくさん収納できるのですが、ある程度仕切りがないと、数が減ったときに中で水筒が倒れてしまいます。それを防いでくれるのが突っ張り棒。縦半分にゆる~く仕切っています」
「左半分に並べている「スケーター」のプラスティック製水筒は軽くて、特に倒れやすいので、さらに前後半分くらいの位置にブックエンドで仕切っています」
中矢くみこさんの記事はこちらから:
>>>水筒が全部で13本!サイズもバラバラな水筒を収納するには「ゆる~く仕切る」が鍵でした
●「ラク」と「効率性」を重視して本体とフタは別々に収納
さいとう編集長宅の水筒事情は一人1本ずつの合計3本(当時)。3本ともキッチン近くの収納スペースへ、本体とフタなどは別々に収納していました。
「本体と備品を分けて管理している理由は、そのほうが湿気がこもらない気がするのと、どうせ水筒にお茶やコーヒーを入れるときにキャップや中蓋を外すなら、洗うときに外したまま保管した方がラクだから。ズボラと言えばそれまでですが、よく言えば効率性を重視した結果なのです」
お子さん用の水筒につけるカバーはキッチン内ではなく、通学バッグの横にひっかける収納。「ここにかけておくと、わたしがうっかり水筒を用意し忘れたときに、子どもが気づいて『お茶、ないよ!』と声をかけてくれるから助かるんです」
さいとう編集長の記事はこちらから:
>>>いくつ持ってる? どう収めてる? 水筒の収納と洗い方、乾かし方【水滴を気にしないタイプ編】
●本当に全部よく使う?ライフスタイルの変化で見直しを
お子さんたちが成長しライフスタイルが変化したことで、水筒の数と収納を見直ししたのはライターの水谷のぶこさん。以前の置き場所は、動線がよいキッチンカウンターの上でした。
「子どもたちが毎日持って行く水筒は、キッチンのカウンターの上のカゴの中に収納しています。この場所だと、内玄関への動線上になるので、毎日忘れずに持って行き、帰宅後すぐに出せるからです」
見直す過程で、いつの間にか必要以上の水筒がカゴの中に入っていることがわかった水谷さん。「カウンターには娘の小さな水筒1個だけになったので、カゴはやめました。夫婦だけの暮らしが快適に楽しめるように、これからも見直しを続けていくつもりです」
水谷のぶこさんの記事はこちらから:
>>>子どもの成長をきっかけに見直し。水筒の数と収納場所の見直しビフォア・アフター
配信: 片づけ収納ドットコム