【7月7日】七夕は“五節句”の一つ!何色の短冊がいい?願い事の書き方は?「陰陽五行説」に基づいた《お願いの仕方》 心理カウンセラーが解説

【7月7日】七夕は“五節句”の一つ!何色の短冊がいい?願い事の書き方は?「陰陽五行説」に基づいた《お願いの仕方》 心理カウンセラーが解説

【願い事の書き方】達成した際の「気持ち」が大事

 引き寄せの法則では、「願いごとが叶った状態」で願うと良いとされます。例文を挙げると、

・健やかに育ってほしい⇒健やかに成長した
・結婚したい⇒結婚できた
・成功したい⇒成功している

 このように「したい」という願望形ではなく、「既にできている」ように達成形で言い切ることが大事といわれます。この発想「未来の先取り」で、私も同感です。手に届くものと実感できるからです。

 ただ、見落としていることがあります。それは、「結婚したい」と願望形であっても、実際には結婚できる人が多数存在するということです。また、「結婚できた」と達成形を用いたとしても、叶わない人も多いということです。つまり、願望形がダメで達成形が良いという単純な話ではないということです。願望形や達成形にこだわるよりも、大事なことは次の2点です。

(1)今を否定しない、肯定すること
(2)達成した場面の気持ちが大事なこと

(1)今を肯定すること
 今を否定している場合、願いは叶いません。「自分なんかダメだよ」とうつむいている人にチャンスの神様はほほ笑むでしょうか?それこそ、本人も下ばかり向いています。幸運を見逃してしまうことでしょう。

 また、「健やかに成長してほしい」とあなたが子どもに願うとき、「この子は、今はダメな子なんだ」と内心思っていないでしょうか? 子どもは敏感です。親の思いを察知します。これでは、健やかに成長できません。今を明るく照らすからこそ、未来もより明るく照らせるのです。七夕で考えた場合、織姫も彦星も、自分や相手のことを否定してはいませんよね。

(2)気持ちが大事

 頭で無理やり作った願いごとと、心からの願いごと。どちらが叶った方が嬉しいですか?これは後者です。そして、心からの願いであれば、自然と笑顔になりますし、嬉しい気持ちにもなります。ということは、ただ達成形で書くよりも、本当は「達成した場面の気持ちを十分に味わうこと」これが大切になります。七夕の場合、織姫も彦星も、年に一回の逢瀬を心から望むからこそ、その願いが叶うのではないでしょうか。


短冊のイメージ

短冊の色について

 冒頭に七夕の節句は「陰陽五行」に基づくとお伝えしました。五行説では、自然界のすべてのことを、「木火土金水」の五つに当てはめて説明します。そして、この五つには、それぞれ意味や対応する色が定められています。

・木・青:植物が芽吹き成長する様子。ここから、「成長」に関する願いごと。
・火・赤:火が燃え盛る様子。「熱い思いや感謝の思い」などはいかがでしょう。
・土・黄:大地の象徴とされます。人間関係の土台は信頼。「交友」に関する願いごと。
・金・白:硬い金属の象徴。社会でいえば義務や規則。「決まりや約束ごと」の願い。
・水・紫:泉から湧き出る水の象徴。人を動かす知識や知力。「学業」の願いごと。

 五行から、それに相応しい願いごとも当てはめてみました。もちろん、絶対「〇〇色にすべき」と決めつけるものではありません。あくまでも目安と捉えてください。そして、「達成したときの気持ち」が大事です。短冊に願いごとを書いた際、その色でシックリくるかどうか、ご自身の気持ちに確認してください。

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