猫が『貧血』を起こしているときのサイン3つ 考えられる原因やチェック方法も

猫が『貧血』を起こしているときのサイン3つ 考えられる原因やチェック方法も

猫も人間と同じように貧血になることがあります。猫の貧血は珍しくないといわれていますが、症状に気が付かないことも多いため、治療が長引いたり貧血が悪化してしまうことも少なくないようです。そこで今回は、猫の貧血の症状や原因、チェック方法についてお話しいたします。

1.元気がない、動きたがらない

猫が貧血を起こしていると「何となく元気がない」「動きが鈍い」といった症状があらわれることがあります。

貧血は、何らかの原因によって血液中の赤血球の量が減少した状態です。赤血球に含まれる「ヘモグロビン」は、体中に酸素を送り届ける役割を果たしているため、貧血を起こすと全身が酸欠状態になります。

そうなると、体を動かすのも億劫になり、疲れやすく元気がなくなり、動きが鈍くなる猫も多いようです。

さらに、食欲が低下したり、動きたがらず寝てばかりいるといった症状があらわれる場合もあります。

2.呼吸が早くなる

赤血球の数が減少している状態である貧血は、血中の酸素濃度が低下して体中に酸素をうまく取り込めないことで、呼吸が早くなったり息苦しさを感じることがあります。

猫が横たわって荒い呼吸をしていたり口を開けて呼吸している場合は、特に注意しなければなりません。

貧血が重度の場合、酸素欠乏から命にかかわる可能性もあるため、動物病院で診てもらうようにしましょう。

また、全身に酸素を送り届けてくれる赤血球が少ないということは、呼吸が早くなったり息苦しさを感じるだけでなく、すべての臓器が正常に機能しなくなる可能性も考えられます。

そのため、少しでも愛猫の呼吸がいつもより速い場合は、動物病院へ連れて行ってあげてください。

関連記事: