3.紙袋で作る「収まるおもちゃ」
猫のおもちゃとしてよく見る市販品に「キャットトンネル」がありますが、紙袋があれば0円で再現可能です。
猫は自分がぴったり収まる場所が大好きなので、紙袋を見ると思わず入ってみたくなるようです。多頭飼いの猫では、そのまま「かくれんぼ」に発展することも。
作る…というほどのものでもなく、役割を終えた紙袋を床に置くだけで完成します。カサカサした音が「茂みに隠れる小動物」を連想させるので、素材は紙がおすすめ。ただ置いただけの紙袋に自由に出入りすれば、運動不足の解消になります。
走るのが好きな猫には、底面を切り開いた複数の紙袋を横向きにつなげて、トンネルタイプにしてあげてもいいでしょう。
手作りおもちゃの注意点
おもちゃを手作りするときに注意したいのが「誤飲」です。うっかり飲み込んでしまうとさまざまなトラブルにつながる可能性があるため、以下の材料を扱う際は充分注意しましょう。
糸、ゴムなどひも状のおもちゃ
猫はひも状のおもちゃが大好きですが、誤飲しやすい難点もあります。飲み込んだひもが消化管内で引っかかり、腸が壊死する事故も実際に起こっています。
そのため、毛糸やゴムを使ったおもちゃは飼い主さんが見える範囲で使いましょう。また、端切れから糸が飛び出ていないかもよく確認してください。
しっかり止められていない細かい部品
鈴や羽根などの細かな部品も、誤飲しやすいです。とくに丸い形状のものはうっかり飲み込んでしまいやすく、腸閉塞を起こすことも。
細かな部品を付けるときは、すぐに外れてしまわないように工夫してみてください。また、愛猫が容易に飲み込めないサイズの部品を選ぶのもおすすめです。
有毒な成分が含まれる植物
植物でおもちゃを作りたい人もいるかもしれませんが、中には有害な成分が含まれるものがあることを知っておきましょう。
とくにユリ科の植物やチューリップは毒性が高いので要注意。ちなみに、「猫じゃらし」の俗称で知られる「エノコログサ」に毒性はないので、猫のおもちゃとして利用できます。
配信: ねこちゃんホンポ