いかりや長介が愛した「紙カツ」を作ってみた!カリカリぶりが尋常じゃない♡お肉は薄くってもいいもんだ

いかりや長介が愛した「紙カツ」を作ってみた!カリカリぶりが尋常じゃない♡お肉は薄くってもいいもんだ

本日は、往年のスターたちの思い出の味を振り返るという、テレビ朝日『家事ヤロウ!!!』の企画内で紹介された料理にトライ。いかりや長介さんが熱愛した「紙カツ」を作ってみることに。”紙”カツという名の通り、紙のように薄いとんかつで、昭和20~30年代ごろ、ビヤホールなどで提供されていた昭和メニューだそうです。とんかつというと、今の主流は分厚いものですが、紙のようにペラペラ薄いってことは、香ばしいに違いない!

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いかりや長介さんが熱愛した昭和の味「紙カツ」の材料と作り方

【材料】1人分
豚バラ薄切り肉…1枚
豚肩ロース薄切り肉…3枚
薄力粉…適量
卵…1個
パン粉…適量
ラード…適量
サラダ油…適量
塩…適量
こしょう…適量

今回は、分量を倍にして2枚分作ります。

ちなみに、作ってから気づいてしまった…のですが、「ロース」と「肩ロース」ってちょっと違うんですね。ロースは豚の背中から腰にかかる部分で、赤身と脂身がくっきり分かれているのが特徴、肩ロースは首の後ろから背中にかかる部分で赤身に脂身が混ざっているのが特徴だそうです。価格は、肩ロースの方がロースより少し安いみたい。

…知らなかった。いい年してお恥ずかしい。ということで、どうやら今回はロース肉を使ったようです。まぁ、ロース肉ではあるので、大丈夫っしょ(苦笑)。

【作り方】
1.  ラップの上に豚バラ肉を広げ、端が少し重なるようにロース肉を3枚のせます。

豚バラ肉とロース肉ののせ方…こんな感じでいいのかしら?まぁ、これでやってみよう。

塩とこしょうをして、ラップで包んで凍らせます。

凍らせることで、お肉がバラバラにならず扱いやすくなるそうです。

今回は、3時間ほど冷凍庫で凍らせました。

2.  1の両面に薄力粉を振り、溶いた卵にくぐらせてパン粉をつけます。


縦横各15cm、厚さは3mmほどと、大きくて薄っぺらなとんかつになりました(笑)。

再び、冷凍庫で凍らせます。今回は、ひと晩凍らせました。

そして、こちらがひと晩、凍らせたもの。

パン粉が豚肉になじんでいるようです。

3.  175℃に熱した油にラードを加え、2の豚肉を揚げます。

揚げている途中は、豚肉がふにゃふにゃなので、下側の衣がしっかり揚がってからひっくり返すといいかなと思います。

今回は、片面各3分、トータル6分揚げました。薄いので、いつものとんかつより揚がるのが早くていいかも。

4.  食べやすい大きさに切って、お皿に盛り付けます。お好みでソース(分量外)をかけたら、出来上がり。千切りにしたキャベツとパセリ(各分量外)を添えました。

薄いけど、大きいので豪華な感じ(笑)。

調理時間は、冷凍庫で凍らせる時間を除いて10分。凍らせる時間は必要ですが、手間としては普通のとんかつとほぼ同じ。6分ほどで揚がるので、パン粉までつけて冷凍しておけば、食べたいときにすぐ調理出来て便利かも。

夫は、駄菓子の「BIGカツ」みたいだと言っていました。

では、いただきます!

サクサクでカリカリ~♪普通のとんかつに比べ、豚肉のジューシーさは少ないですが、豚肉の旨味はしっかり感じます。ラードを加えた油で揚げているからか、サクサクでカリカリな香ばしさは、普通のとんかつ以上!おいしいです。

豚バラ肉の部分が特にカリカリしていて、おもしろい。今回、肩ロースではなくロース肉を使いましたが、やわらかくて、豚肉の旨味も感じられて◎。

豚肉が重なっているところは適度な厚みがあるので、程よい食べ応えもあります。

豚バラ肉とロース肉を一緒に使うことで、薄さの中にも、脂身と赤身、それぞれのコクと旨味を感じられるのかなと思います。豚バラ肉のカリカリとロース肉のやわらかな食感のコントラストもおもしろいです。

いかりや長介さんが熱愛した昭和の味「紙カツ」は、”薄いからこそ”のカリカリした食感と香ばしさが楽しめます。そして、”薄くとも”脂身と赤身のそれぞれの旨味を感じられる一品でした。薄いので、揚げる時間が短く済むのもありがたい。作ってみてはいかがでしょう。

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