友人からのご祝儀が「1万円」でした。確かにおサイフ事情は厳しいのでしょうが、相場はいくらくらいなのでしょうか?

結婚式で欠かせないのが、ご祝儀です。ご祝儀は、お祝いの気持ちに加えて新郎新婦との関係によって額が上がり、大きな出費となることがあります。関係性によっては、いくら包めばいいのか迷うこともあるでしょう。そこで本記事では、ご祝儀の相場について解説します。

ご祝儀の平均額

まずはご祝儀の平均額がどのくらいなのかについて見ていきます。一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会の「祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査(令和5年度)」による、ご祝儀の平均を図表1にまとめました。

 

図表1

新郎新婦との関係 令和5年の平均額
兄弟/姉妹 6万52円
叔父/叔母 8万1629円
従兄弟/従姉妹 3万4635円
上記以外の親戚 11万7568円
職場の上司 3万7505円
職場の同僚 3万1696円
職場の部下 3万4921円
取引先 2万8611円
友人 3万960円

一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会「祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査(令和5年度)」より筆者作成

 

最も多いのが親戚の11万7568円ですが、多くが3万円台となっています。もちろん相場なので、新郎新婦との関係が深かったり、普段からお世話になっていたりする場合は多く包んでも問題ありません。金額をいくらにするかは、新郎新婦との関係性で考えましょう。

 

ご祝儀のほかにかかる費用

結婚式の参列にかかる費用はご祝儀以外にもあります。経済産業省が発表した「ブライダル産業の構造転換に向けた調査・分析 報告書 」によると、列席者は準備関連で2万5000円、ご祝儀・会費関係で4万5000円かかります。また、そのほかにかかる費用を合計すると、1回の結婚式にかかる費用は7万2000円です。

 

準備段階では、結婚式用のドレスを用意や美容院でのヘアセットなどが挙げられます。現在、結婚式用のドレスのレンタルサービスもあり、1回のレンタルでは比較的安く借りられますが、結婚式が重なる場合はレンタルだと大きな出費になります。

 

結婚式用品は安いものではないので、準備するだけでも大きな金額となります。

 

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